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60歳からの働き方はどう選ぶ?年金と収入・日数の目安

転職・働き方相談室編集部 / 更新日 2026年10月20日 / 読む時間:約6分

60歳からの働き方は、収入・日数・体力で考える

60歳からの働き方は、大きく3つに分けて考えられます。今の会社に条件を相談する。公的な窓口で仕事を探す。求人サービスを使う。どれが合うかは、「週に何日、どのくらい稼ぎたいか」と「体力」で変わります。

このページでは、月に必要な額から「1日あたりいくら稼げばよいか」を出す早見表と、年代ごとの転職後の賃金の様子、それぞれの選び方を説明します。年金の額は、人によって大きく違うので、ここには書きません。

60歳からの再雇用で、働く日数を減らしたいとき

定年後の再雇用で働いている。体力的にきつくなってきた。週に3〜4日にしたい。年金と合わせて、月に10万円ほど稼げればよい。そう考える人は多いはずです。

ネットでの申し込みに慣れていない人も、いるでしょう。そのため、ここでは公的な窓口を先に説明します。

60代の転職で、給料はどのくらい下がる?

厚生労働省『令和6年 雇用動向調査』(2024年1年間)に、転職した人の賃金の変わり方があります。

年齢 増えた 変わらない 減った 1割以上減った
50〜54歳 39.0% 31.7% 28.2% 21.0%
55〜59歳 27.4% 33.6% 36.6% 30.7%
60〜64歳 13.6% 24.2% 60.9% 53.9%
65歳以上 23.7% 33.7% 40.5% 34.7%

(出典: 厚生労働省『令和6年 雇用動向調査結果の概要』表6、2024年1年間)

60〜64歳は、約6割が賃金が減っています。ただし、これは「定年後の再雇用」や「働く日数を減らす」といった事情の人も含んだ数字です。収入より、体力や時間を優先して選んだ結果とも読めます。

この年代では年収が下がることもあると考えて、先に条件を決めておくと、あとで慌てずにすみます。

年金で足りない生活費を、働く日数から考える

「月10万円ほど稼ぎたい」と思っても、週に何日働くかで、1日に必要な額は変わります。次の表は、月に稼ぎたい額を、働く日数で割った計算です。月の働く日数は、1週間の日数を4倍して出しました(週3日なら月12日)。

月に稼ぎたい額 週1日(月4日) 週3日(月12日) 週5日(月20日)
5万円 約12,500円 約4,200円 2,500円
10万円 25,000円 約8,300円 5,000円
20万円 50,000円 約16,700円 10,000円

この表は、税金や保険料を引く前の、単純な割り算です。手取りは少なくなります。年金と合わせて月に10万円ほしい人は、年金の月額を差し引いた、足りない分で表を見てください。

週1日で月10万円を稼ぐには、1日に25,000円が必要になります。短い日数で多く稼ぐ仕事は、数が少ないと考えたほうがよいでしょう。逆に、週3日で月5万円なら、1日あたり約4,200円で、選べる仕事はずっと広がります。

60歳からの仕事探しはどこで相談する?

選び方 向いている人 向かない人 お金 手間
今の会社に、日数や仕事内容を相談する 今の職場に慣れていて、負担を軽くしたい人 職場の人間関係がつらい人 無料 人事に聞くだけ
ハローワーク(生涯現役支援窓口) 短い日数の仕事を、無料で探したい人 窓口に行くのが難しい人 無料(紹介料などはかからない) 窓口に行く
シルバー人材センター 地域の短い時間の仕事(施設の管理・軽作業など)がよい人 決まった額を安定して稼ぎたい人 会員になると、年会費がかかる地域がある 会員になる手続き

いちばん負担が少ないのは、今の会社への相談です。再雇用の条件は、相談で変えられることがあります。「日数を減らせないか」と、まず人事に聞いてみてください。

ハローワークは、65歳以上の人も含めて、短い日数の求人を探せる国の機関です。シルバー人材センターは、地域の仕事を紹介してもらえます。

再雇用の勤務日数を減らしたいときの相談例

人事や上司に聞くときは、辞める話ではなく、条件の相談として伝えます。

その場で答えが出なくても、聞いておくだけで、他の選び方と比べる材料になります。

診断で見える、60代の型

このサイトの「今の仕事、辞める?続ける?」診断では、50代・60代の人の結果が大きく3つに分かれます。

結果の型 進み方の例
働き方を軽くする 今の会社に日数や仕事内容を相談する。短い日数の仕事を、公的な窓口で探す
経験を生かして次を探す 経験を生かせる求人を、条件を決めて探す。今の会社の再雇用の条件も、先に確かめて比べる
体の負担を軽くして働く 週の日数や時間を減らせる働き方を探す。疲れが抜けないときは、先に休むことも考える

答えるのは約2分で、個人情報の入力はいりません。

眠れない・食べられない日が続くときは、仕事を探す前に、体と心を休めてください。厚生労働省の「こころの耳」では、無料で相談できます。

求人サービスを使う場合

窓口に行くより、家でゆっくり探したい人もいます。50代・60代向けの求人サービスは、年齢に合う求人や、短い日数の仕事を探せるものです。

申し込むと、まず希望の働き方(日数・地域)を入力します。そのあと、求人を見るか、担当者から連絡が来ます。気になる求人があれば応募します。お金は無料で、入力は約3分です。応募は、しなくてかまいません。

まだ申し込まなくても大丈夫です

今は、まず「年金と合わせると、いくら足りないのか」を考えるだけで十分です。窓口にも、求人サービスにも、急いで行く必要はありません。

家族や、同じ年代の知人に話すと、気持ちが整理されることがあります。占い師に話を聞いてもらって、背中を押してもらう人もいます。占いで正しい答えが出るわけではありませんが、このサイトの占いの診断は無料で試せます。

60歳から働くと年金は減る?確認先としくみ

働くと年金が減るかどうかは、心配な人が多いところです。基準の額は年度によって変わるので、このページには数字を書いていません。日本年金機構の最新のページで確かめてください。しくみの説明は、こちらにまとめています。

よくある質問

60代で転職すると、給料は下がることが多いですか?
統計では、60〜64歳で転職した人の 60.9% が前の仕事より賃金が減っています。65歳以上では 40.5% です。ただし、定年後の再雇用から働く日数を減らして転職する人なども含まれた数字なので、あなたに当てはまるとは限りません。
60代で週に1〜2日だけ働ける仕事は、どこで探せますか?
あります。ハローワークの生涯現役支援窓口では、短い日数の求人も探せます。シルバー人材センターでは、地域の短い時間の仕事を紹介してもらえます。地域によって、仕事の数は違います。
シルバー人材センターで仕事を探すと、費用はかかりますか?
会員になると、年会費がかかる地域があります。入る前に、住んでいる地域のセンターに確かめてください。
年金をもらいながら働くと、年金は減りますか?
給料と年金の合計が一定の額をこえると、年金の一部が止まるしくみがあります。基準の額は年度で変わるので、日本年金機構の最新のページで確かめてください。くわしくは、年金を扱った記事に書いています。

自分の場合はどうか、質問に答えて整理できます。

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この記事は、公的な統計や制度の説明をもとに、考えるための材料をまとめたものです。数字は出典の時点のものです。大事なことを決めるときは、専門の窓口にも相談してください。記事の中でサービスを紹介するときは「PR」と書いてお知らせします。