60歳からの働き方はどう選ぶ?年金と収入・日数の目安
60歳からの働き方は、収入・日数・体力で考える
60歳からの働き方は、大きく3つに分けて考えられます。今の会社に条件を相談する。公的な窓口で仕事を探す。求人サービスを使う。どれが合うかは、「週に何日、どのくらい稼ぎたいか」と「体力」で変わります。
このページでは、月に必要な額から「1日あたりいくら稼げばよいか」を出す早見表と、年代ごとの転職後の賃金の様子、それぞれの選び方を説明します。年金の額は、人によって大きく違うので、ここには書きません。
60歳からの再雇用で、働く日数を減らしたいとき
定年後の再雇用で働いている。体力的にきつくなってきた。週に3〜4日にしたい。年金と合わせて、月に10万円ほど稼げればよい。そう考える人は多いはずです。
ネットでの申し込みに慣れていない人も、いるでしょう。そのため、ここでは公的な窓口を先に説明します。
60代の転職で、給料はどのくらい下がる?
厚生労働省『令和6年 雇用動向調査』(2024年1年間)に、転職した人の賃金の変わり方があります。
| 年齢 | 増えた | 変わらない | 減った | 1割以上減った |
|---|---|---|---|---|
| 50〜54歳 | 39.0% | 31.7% | 28.2% | 21.0% |
| 55〜59歳 | 27.4% | 33.6% | 36.6% | 30.7% |
| 60〜64歳 | 13.6% | 24.2% | 60.9% | 53.9% |
| 65歳以上 | 23.7% | 33.7% | 40.5% | 34.7% |
(出典: 厚生労働省『令和6年 雇用動向調査結果の概要』表6、2024年1年間)
60〜64歳は、約6割が賃金が減っています。ただし、これは「定年後の再雇用」や「働く日数を減らす」といった事情の人も含んだ数字です。収入より、体力や時間を優先して選んだ結果とも読めます。
この年代では年収が下がることもあると考えて、先に条件を決めておくと、あとで慌てずにすみます。
年金で足りない生活費を、働く日数から考える
「月10万円ほど稼ぎたい」と思っても、週に何日働くかで、1日に必要な額は変わります。次の表は、月に稼ぎたい額を、働く日数で割った計算です。月の働く日数は、1週間の日数を4倍して出しました(週3日なら月12日)。
| 月に稼ぎたい額 | 週1日(月4日) | 週3日(月12日) | 週5日(月20日) |
|---|---|---|---|
| 5万円 | 約12,500円 | 約4,200円 | 2,500円 |
| 10万円 | 25,000円 | 約8,300円 | 5,000円 |
| 20万円 | 50,000円 | 約16,700円 | 10,000円 |
この表は、税金や保険料を引く前の、単純な割り算です。手取りは少なくなります。年金と合わせて月に10万円ほしい人は、年金の月額を差し引いた、足りない分で表を見てください。
週1日で月10万円を稼ぐには、1日に25,000円が必要になります。短い日数で多く稼ぐ仕事は、数が少ないと考えたほうがよいでしょう。逆に、週3日で月5万円なら、1日あたり約4,200円で、選べる仕事はずっと広がります。
60歳からの仕事探しはどこで相談する?
| 選び方 | 向いている人 | 向かない人 | お金 | 手間 |
|---|---|---|---|---|
| 今の会社に、日数や仕事内容を相談する | 今の職場に慣れていて、負担を軽くしたい人 | 職場の人間関係がつらい人 | 無料 | 人事に聞くだけ |
| ハローワーク(生涯現役支援窓口) | 短い日数の仕事を、無料で探したい人 | 窓口に行くのが難しい人 | 無料(紹介料などはかからない) | 窓口に行く |
| シルバー人材センター | 地域の短い時間の仕事(施設の管理・軽作業など)がよい人 | 決まった額を安定して稼ぎたい人 | 会員になると、年会費がかかる地域がある | 会員になる手続き |
いちばん負担が少ないのは、今の会社への相談です。再雇用の条件は、相談で変えられることがあります。「日数を減らせないか」と、まず人事に聞いてみてください。
ハローワークは、65歳以上の人も含めて、短い日数の求人を探せる国の機関です。シルバー人材センターは、地域の仕事を紹介してもらえます。
再雇用の勤務日数を減らしたいときの相談例
人事や上司に聞くときは、辞める話ではなく、条件の相談として伝えます。
- 「体力のことを考えて、週の日数を減らせないか、聞いてみたいのですが」
- 「今の仕事のうち、体への負担が軽いものを中心にできますか」
- 「再雇用の条件で、変えられるところはありますか」
その場で答えが出なくても、聞いておくだけで、他の選び方と比べる材料になります。
診断で見える、60代の型
このサイトの「今の仕事、辞める?続ける?」診断では、50代・60代の人の結果が大きく3つに分かれます。
| 結果の型 | 進み方の例 |
|---|---|
| 働き方を軽くする | 今の会社に日数や仕事内容を相談する。短い日数の仕事を、公的な窓口で探す |
| 経験を生かして次を探す | 経験を生かせる求人を、条件を決めて探す。今の会社の再雇用の条件も、先に確かめて比べる |
| 体の負担を軽くして働く | 週の日数や時間を減らせる働き方を探す。疲れが抜けないときは、先に休むことも考える |
答えるのは約2分で、個人情報の入力はいりません。
自分はどれに当たるか、質問に答えて整理できます。
「今の仕事、辞める?続ける?」診断をはじめる無料・登録なし・名前やメールアドレスは聞きません眠れない・食べられない日が続くときは、仕事を探す前に、体と心を休めてください。厚生労働省の「こころの耳」では、無料で相談できます。
求人サービスを使う場合
窓口に行くより、家でゆっくり探したい人もいます。50代・60代向けの求人サービスは、年齢に合う求人や、短い日数の仕事を探せるものです。
申し込むと、まず希望の働き方(日数・地域)を入力します。そのあと、求人を見るか、担当者から連絡が来ます。気になる求人があれば応募します。お金は無料で、入力は約3分です。応募は、しなくてかまいません。
まだ申し込まなくても大丈夫です
今は、まず「年金と合わせると、いくら足りないのか」を考えるだけで十分です。窓口にも、求人サービスにも、急いで行く必要はありません。
家族や、同じ年代の知人に話すと、気持ちが整理されることがあります。占い師に話を聞いてもらって、背中を押してもらう人もいます。占いで正しい答えが出るわけではありませんが、このサイトの占いの診断は無料で試せます。
自分はどれに当たるか、質問に答えて整理できます。
占いの使い方チェックをはじめる無料・登録なし・名前やメールアドレスは聞きません60歳から働くと年金は減る?確認先としくみ
働くと年金が減るかどうかは、心配な人が多いところです。基準の額は年度によって変わるので、このページには数字を書いていません。日本年金機構の最新のページで確かめてください。しくみの説明は、こちらにまとめています。