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保育士を辞めたい理由は人間関係?向いてない?先に確かめる6つのこと

保育士の働き方相談室編集部 / 更新日 2026年10月20日 / 読む時間:約8分

保育士を辞めたいときは、理由と状況を整理する

保育士を辞めたいと思ったときは、辞めるか続けるかを決める前に、6つのことを順に確かめると、後悔しにくくなります。保育士を辞めずに、園や働き方を変える道もあります。

  1. 体と心の調子
  2. 契約(修学資金・奨学金)
  3. 今の園で変えられること
  4. お金の数字
  5. 次の園の種類
  6. 伝える時期

「今は辞めなくてよい」という結論になる人もいます。順に見ていきます。

1. 体と心の調子を、先に見る

眠れない・食べられない日が続いている、出勤前に動悸や涙が出る。そんなときは、辞めるか続けるかより先に、休むことを考えてください。

休んでいる間の収入には、健康保険の傷病手当金が使えることがあります。条件は、勤め先の健康保険の窓口で聞けます。この記事は、病気かどうかを判断するものではありません。

2. 保育士1年目から3年目で辞めたいときは、契約を確認

修学資金や奨学金(決めた期間、保育士として働くと返すお金が免除になる約束)がある人は、先に借用書や契約書を読み返します。期間・勤める場所・辞めた場合に返すお金は、貸付ごとに違います。園を変えても期間に数えられるかも、貸付ごとに決まりが違います。貸してくれた窓口に聞くだけなら、辞めることにはなりません。

契約の内容が分からないときは、都道府県労働局の総合労働相談コーナーに、無料で相談できます。

3. 保育士の人間関係や仕事量がつらいとき、園で相談する

クラスや担当、持ち帰りの量、勤務時間(早番・遅番)は、園長や主任に相談すると、変わることがあります。「何が、どのくらいつらいか」を具体的に伝えると、話が進みやすくなります。同じ法人に別の園があれば、異動の相談もできます。

子どもが小さい人や、家族の介護をしている人は、働く時間を短くできる制度があります(条件あり)。園や法人の人事に聞いてみてください。

4. 保育士の給料が安いと感じたら、手当と平均を確認

先に見ておきたい数字は、3つあります。

給料への不満が理由の人は、給与明細の手当の欄も見ます。処遇改善の手当が、明細のどこに入っているかは、園によって見え方が違います。

自分から辞めた場合、失業の手当は待ってからの支給になります。収入が途切れる期間を、先に見積もっておいてください。

あなたの県の保育士 データ表(給料と求人倍率) ›計算・データのツール

5. 保育士の転職先|園の種類やパートの働き方を知る

保育士が働く場所は、認可の園だけではありません。小規模保育・企業主導型の園、企業や病院の中にある事業所内保育所、パートの働き方もあります。持ち帰りの量や行事の多さは、園の種類や園ごとに違います。

つらい原因が園にあるのか、保育の仕事そのものにあるのかは、園を変えてみないと分からないこともあります。

6. 保育士の退職を伝える時期は、就業規則で確認

次の園が決まってから伝えると、収入が途切れにくくなります。伝える時期は、就業規則で確かめます。年度の途中は、クラスの子どもたちや同僚の配置にも関わるため、早めに園長に話しておくと、お互いに進めやすくなります。

保育士が年度途中で辞めるには?退職を伝える時期と園長への伝え方 ›読みもの

保育士に向いてない?人間関係に疲れた?辞めたい理由別の確認

「辞めたい」と思ういちばんの理由ごとに、先に確かめることを表にしました。

いちばんの理由 先に確かめること 使えるもの
職場の人間関係 園の中に、相談できる人がいるか。同じ法人の別の園に移れるか 園長や主任への相談
持ち帰りの仕事や、行事の準備が多い 持ち帰りや居残りの時間を、1週間分メモする。時給にするとどうなるか [[column:mochikaeri-jikyu]]
保護者への対応がつらい つらい場面を紙に書き出し、園長や主任に具体的に伝える 園の中の相談
給料が合わない・手当の実感がない 給与明細の手当の欄を探す。同じ経験年数の平均と比べる [[column:shogu-kaizen-meisai]] / [[column:getsukyu-hikaku]]
人手が足りず、子どもの安全が心配 具体的な場面を、園長や主任に伝える。園の中で動かないときは、法人の相談窓口があれば使う 都道府県の保育士・保育所支援センター
結婚・出産・介護・引っ越しなど、暮らしの変化 時短・パート・異動の制度を、園や法人の人事に聞く。引っ越しの場合は、移る県の給料と求人の多さを見る [[column:ken-no-hoikushi]]
保育の仕事そのものが合わない気がする 働きながら、ほかの仕事の情報を集める。園の種類を変える道も見る ハローワーク

「人手が足りず、子どもの安全が心配」の行は、園名を挙げた口コミなどで判断せず、まず園の中で具体的に伝えるところから始めます。

診断の結果の型ごとの進み方

このサイトの「保育士の仕事、辞める?続ける?」診断では、回答に合わせて次の型のどれかが出ます。1年目から3年目と、4年目以上で、出る型が分かれます。

結果の型 当てはまる人 いちばん合う進み方
先に体と心を休める 眠れない・食べられない日が続く、出勤前に動悸や涙が出る 辞めるか続けるかより先に休み、病院や相談窓口に話す
契約を確かめてから考える 1年目から3年目で、修学資金や奨学金が続いている、またはよく分からない 契約書を読み返し、返還が免除になる条件を確かめる
給料の中身を確かめる 給与明細に処遇改善の手当の欄がない、または明細を見ていない 明細と労働条件を確かめ、園の事務の担当に聞く
体の負担を軽くして働く 体がきつい、疲れが抜けない 持ち帰りや残業の少ない園、パートを探す
今は続けて、様子を見る 1年目から3年目で、辞めたいと思い始めたばかり、または相談できる人がいる 相談できる人に、いまの気持ちを話してみる
園を変えることを考えてよい 1年目から3年目で、数か月以上悩み、相談できる人も少ない 働きながら、保育士向けの転職サービスに話を聞く
先に園で相談する 4年目以上で、園長や主任への相談をまだしていない 持ち帰りの量・クラス・勤務時間を、具体的に相談する
働き方を変える 4年目以上で、相談もして、持ち帰りの少ない働き方を考えている 持ち帰りの少ない園、時短、パートを探す
同じ保育士のまま、園を変えてよい 4年目以上で、理由がはっきりしていて、相談もした 条件を決めて、保育士向けの転職サービスに話を聞く
別の地域に移って働くことを考える 4年目以上で、別の地域に移りたい 住まいや引っ越しの支援がある窓口に、働きながら話を聞く
保育の仕事から離れることを考える 4年目以上で、保育の仕事から離れたい 働きながら、ほかの仕事の情報を集める

「今は辞めなくてよい」という結論に近い型は、「契約を確かめてから考える」「給料の中身を確かめる」「今は続けて、様子を見る」「先に園で相談する」の4つです。

答えるのは約2分で、名前やメールアドレスは聞きません。

園を変えてよいと思った人へ

6つを確かめて、園を変えてよいと思った人に向けて、サービスの種類を説明します。

「保育士向けの転職サービス」は、経験の浅い人も相談できるものがあります。申し込むと、名前・電話番号・メール・住所(郵便番号)・資格などを入力(約3分)し、担当者から電話やメールで連絡が来ます。そのあと、持ち帰りの量・通勤・働きたい園の種類などの希望を伝えて、電話かオンラインで話を聞きます。お金は無料です。転職は、しなくてかまいません。

サービスにお金が入るのは、採用が決まったときです。勧められた園が条件に合わないときは、断ってかまいません。

まだ申し込まなくても大丈夫です

6つを順に確かめただけでも、考えは進んでいます。申し込むのは、迷いが晴れてからで十分です。

無料で相談できる公的な窓口として、都道府県の保育士・保育所支援センターがあります。保育士の資格を持っていれば、いまの園を辞めると決めていなくても使えます。

決めきれないときは、家族や信頼できる人に話してみるのもひとつです。占い師に話を聞いてもらって、背中を押してもらう人もいます。占いで正しい答えが出るわけではありませんが、このサイトの占いの診断は無料で試せます。

よくある質問

保育士1年目で辞めたいと思ったら、何から確かめればいいですか?
まず体と心の調子を確かめ、辞めたい理由を書き出してみてください。修学資金や奨学金を利用している人は、借用書や契約書も確認します。相談できる人がいれば、今の気持ちや困っていることを話すところから始められます。
保育士の人間関係に疲れて辞めたいときは、どうすればいいですか?
園の中に相談できる人がいるか、クラスや担当を変えられるかを確かめてみてください。同じ法人の別の園への異動を相談する方法もあります。眠れない・食べられない日が続くときは、退職の判断より先に休むことや受診を考えてください。
保育士に向いてないと感じたら、別の仕事に変えたほうがいいですか?
今の園でつらいことと、保育の仕事そのものが合わないと感じることを分けてみてください。園の種類や勤務時間を変える道もあります。別の仕事が気になる場合は、働きながら情報を集め、ハローワークで相談する方法もあります。
保育士は、辞めても次の園が見つかりやすいですか?
2025年7月の保育士の有効求人倍率は全国で 2.77倍で、全職種の平均(1.18倍)より高くなっています。仕事を探している人より、求人のほうが多い状態です。ただ、県によって差があり、月ごとにも大きく動きます。あなたの県の様子は、データ表とハローワークで確かめてください。

自分の場合はどうか、質問に答えて整理できます。

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この記事は、公的な統計や制度の説明をもとに、考えるための材料をまとめたものです。数字は出典の時点のものです。大事なことを決めるときは、専門の窓口にも相談してください。記事の中でサービスを紹介するときは「PR」と書いてお知らせします。