1. 保育士の働き方相談室
  2. 読みもの
  3. 保育士の給料は地域で違う?都道府県別の年収・求人倍率を比較

保育士の給料は地域で違う?都道府県別の年収・求人倍率を比較

保育士の働き方相談室編集部 / 更新日 2026年10月20日 / 読む時間:約9分

保育士の給料と求人の多さは、県によって違う

保育士の給料と求人の多さは、県によって大きく違います。

常勤の保育士の年収の目安は、表の中でいちばん高い山梨県で 472.9万円、いちばん低い香川県で 323.4万円です。差は 139.7万円で、この記事で引き算しました。全国は 427.6万円です。

2025年7月の保育士の有効求人倍率は、栃木県の 6.65倍から高知県の 1.35倍まで開いています。全国は 2.77倍です。

下の表は、47都道府県の給料と求人倍率を1つにまとめたものです。

保育士の給料・年収・求人倍率|都道府県別の比較表

給料は、厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査』(2025年6月分、賞与は2024年1年間)の、企業規模10人以上・常勤の保育士です。求人倍率は、こども家庭庁の資料に載る、厚生労働省の統計です(2024年7月と2025年7月)。「前の年との差」は、2025年7月の倍率から2024年7月の倍率を引いた数字です。

県 年収の目安(万円) 月の給与(千円) 求人倍率(2025年7月) 前の年との差(倍)
北海道 440.5 281.3 1.90 +0.14
青森県 367.5 240.2 1.83 +0.05
岩手県 382.5 256.3 1.85 +0.40
宮城県 358.8 251.8 2.42 -0.32
秋田県 417.7 265.8 1.38 -0.21
山形県 340.8 241.9 1.86 -0.36
福島県 424.1 259.2 2.17 -0.26
茨城県 420.8 284.0 3.13 -0.49
栃木県 369.4 245.0 6.65 +0.26
群馬県 406.6 256.2 2.03 +0.57
埼玉県 411.7 276.7 3.21 +0.23
千葉県 449.0 312.8 1.99 -0.03
東京都 463.1 315.2 4.28 +0.26
神奈川県 431.2 301.8 2.31 +0.18
新潟県 386.2 258.1 2.33 -0.13
富山県 346.4 242.2 2.61 +0.23
石川県 398.4 248.1 1.79 -0.42
福井県 407.7 267.3 5.17 +1.22
山梨県 472.9 290.5 2.14 -0.23
長野県 408.3 263.0 2.35 +0.30
岐阜県 404.8 271.0 2.52 +0.45
静岡県 469.6 298.1 2.56 -1.42
愛知県 456.3 308.6 2.85 +0.32
三重県 404.2 273.3 2.64 +0.25
滋賀県 451.9 297.2 2.60 -0.43
京都府 456.7 287.9 2.63 +0.08
大阪府 435.3 295.5 3.06 -0.04
兵庫県 426.2 288.8 2.10 -0.04
奈良県 377.1 261.4 2.81 -1.16
和歌山県 386.5 255.8 1.95 +0.49
鳥取県 388.7 262.0 3.45 +0.67
島根県 385.5 261.7 2.29 +0.21
岡山県 424.5 263.6 3.11 +0.59
広島県 380.2 263.5 5.38 +1.03
山口県 391.4 263.2 2.40 +0.15
徳島県 431.9 285.7 3.55 +0.25
香川県 323.4 230.1 2.39 +0.58
愛媛県 449.1 280.2 3.90 +1.09
高知県 411.2 273.8 1.35 -0.40
福岡県 426.1 285.4 2.62 +0.08
佐賀県 406.2 262.3 3.38 +0.28
長崎県 431.5 273.2 1.81 +0.07
熊本県 368.4 251.4 1.82 -0.07
大分県 415.5 251.6 2.20 +0.17
宮崎県 404.3 239.8 2.67 +0.34
鹿児島県 455.6 282.5 2.13 -0.11
沖縄県 389.2 268.6 2.46 -0.83
全国 427.6 285.7 2.77 +0.08

(出典: 厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査』都道府県別 第3表、こども家庭庁の資料に載る厚生労働省『職業安定業務統計』。「月の給与」は、きまって支給する現金給与額で、時間外の手当を含みます。「年収の目安」は、月の給与 × 12 に賞与を足した推定の組み立てで、手取りではありません)

保育士の求人が多い県は、給料も高い?

求人倍率が全国の 2.77倍を上回る県は、14県です。栃木県(6.65倍)・広島県(5.38倍)・福井県(5.17倍)・東京都(4.28倍)・愛媛県(3.9倍)が高い順の上位5つです。反対に、秋田県は 1.38倍、高知県は 1.35倍です。

前の年より倍率が上がった県は29県、下がった県は18県でした。静岡県は 3.98倍から 2.56倍へ、福井県は 3.95倍から 5.17倍へ動いています。1年でこれだけ動く県もあるため、1つの月の数字だけで決めないほうが安心です。

給料と求人倍率は、いつも同じ向きとは限りません。次の組み合わせがあります。

組み合わせ 当てはまる県の例
年収の目安が全国(427.6万円)より低く、求人倍率は高い 栃木県(369.4万円・6.65倍)、広島県(380.2万円・5.38倍)、福井県(407.7万円・5.17倍)
年収の目安が全国より高く、求人倍率は低い 北海道(440.5万円・1.90倍)、千葉県(449.0万円・1.99倍)、鹿児島県(455.6万円・2.13倍)
年収の目安が高く、求人倍率も高い 東京都(463.1万円・4.28倍)、愛知県(456.3万円・2.85倍)

求人が多い県でも、給料が高いとは限りません。給料が高い県でも、求人が少ない県があります。

保育士の給料を地域で比べるときの注意

自分の県を見る

データ表では、県を選ぶと、その県の給料と求人倍率が、全国との違いの言葉つきで出ます。たとえば東京都を選ぶと、「年収の目安は 463.1万円(全国 427.6万円)、2025年7月の保育士の有効求人倍率は 4.28倍(全国 2.77倍)で、前の年より 0.26倍上がっています」のような文になります。

あなたの県の保育士 データ表(給料と求人倍率) ›計算・データのツール

使い方の3つの見方

  1. 全国より高いか低いかを見る。「同じくらい」と出たら、差は小さい
  2. 給料と求人倍率を、2つ合わせて見る。求人が多い県は、園を変えるときに選べる園が多い可能性がある
  3. 今の園の条件を、県の平均と比べる。平均より低くても、園の手当や賞与の配り方で変わるので、決めつけない

給料は園や役職、年齢で大きく変わります。あなたの働き方が、この平均に当てはまるとは限りません。

診断で、自分の進み方を見る

給料や求人倍率を見たあとは、「保育士の仕事、辞める?続ける?」診断で、自分の状況に合う進み方を整理できます。答えるのは約2分で、名前やメールアドレスは聞きません。

県の数字を見て、園を変えたいと思った人へ

条件を決めて、園を変えようと思った人に向けて、サービスの種類を説明します。

「保育士向けの転職サービス」は、持ち帰りの有無・給料・通勤など、譲れない条件を先に伝えて、合う園があるかを見てもらえるものです。申し込むと、職歴と希望のかんたんな情報を入力(約5分)し、担当者から電話かメールで連絡が来ます。面談で、希望の条件を伝えます。お金は無料です。転職は、しなくてかまいません。

サービスにお金が入るのは、採用が決まったときです。勧められた園が条件に合わないときは、断ってかまいません。

まだ申し込まなくても大丈夫です

県の数字を見ただけでも、考えは進んでいます。申し込みは、迷いが晴れてからで間に合います。

無料で相談できる公的な窓口として、都道府県の保育士・保育所支援センターやハローワークがあります。保育士の資格を持っていれば、いまの園を辞めると決めていなくても相談できます。

決めきれないときは、家族や信頼できる人に話してみるのもひとつです。占い師に話を聞いてもらって、背中を押してもらう人もいます。占いで正しい答えが出るわけではありませんが、このサイトの占いの診断は無料で試せます。

辞めたいと思ったときに先に確かめることは、こちらにまとめています。

保育士を辞めたい理由は人間関係?向いてない?先に確かめる6つのこと ›読みもの

よくある質問

都道府県別の保育士の年収は、手取りですか?
手取りではありません。「きまって支給する現金給与額(月)× 12 + 年間賞与その他特別給与額」を万円にした、推定の組み立てです。時間外の手当を含み、税金や社会保険料を引く前の数字です。
保育士の求人倍率が高い地域なら、働きやすい園が多いですか?
そうとは言えません。求人倍率は「仕事を探している人1人に対する求人の数」で、高いほど求人が多い状態です。園ごとの給料や持ち帰りの量、人間関係までは分かりません。園によって条件は違い、希望が通るとは限りません。
公立保育士の給料も、都道府県別の表に入っていますか?
給料の数字は、企業規模10人以上の常勤が対象の調査で、公立の園で働く公務員の人は入っていません。求人倍率は、ハローワークの統計に出てくる保育士の求人の数字です。公立の給料は、自治体の決まりを確かめてください。
保育士の求人倍率は、いつの時点の数字ですか?
2024年7月と2025年7月の、7月の1か月の値です。月ごとに大きく動くため、最新の様子はハローワークで確かめてください。

自分の場合はどうか、質問に答えて整理できます。

「保育士の仕事、辞める?続ける?」診断をはじめる無料・登録なし・約2分

ほかの読みもの

保育士を辞めたい理由は人間関係?向いてない?先に確かめる6つのこと読む時間:約8分保育士が年度途中で辞めるには?退職を伝える時期と園長への伝え方読む時間:約6分
この記事は、公的な統計や制度の説明をもとに、考えるための材料をまとめたものです。数字は出典の時点のものです。大事なことを決めるときは、専門の窓口にも相談してください。記事の中でサービスを紹介するときは「PR」と書いてお知らせします。