保育士の給料は地域で違う?都道府県別の年収・求人倍率を比較
保育士の給料と求人の多さは、県によって違う
保育士の給料と求人の多さは、県によって大きく違います。
常勤の保育士の年収の目安は、表の中でいちばん高い山梨県で 472.9万円、いちばん低い香川県で 323.4万円です。差は 139.7万円で、この記事で引き算しました。全国は 427.6万円です。
2025年7月の保育士の有効求人倍率は、栃木県の 6.65倍から高知県の 1.35倍まで開いています。全国は 2.77倍です。
下の表は、47都道府県の給料と求人倍率を1つにまとめたものです。
保育士の給料・年収・求人倍率|都道府県別の比較表
給料は、厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査』(2025年6月分、賞与は2024年1年間)の、企業規模10人以上・常勤の保育士です。求人倍率は、こども家庭庁の資料に載る、厚生労働省の統計です(2024年7月と2025年7月)。「前の年との差」は、2025年7月の倍率から2024年7月の倍率を引いた数字です。
| 県 | 年収の目安(万円) | 月の給与(千円) | 求人倍率(2025年7月) | 前の年との差(倍) |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 440.5 | 281.3 | 1.90 | +0.14 |
| 青森県 | 367.5 | 240.2 | 1.83 | +0.05 |
| 岩手県 | 382.5 | 256.3 | 1.85 | +0.40 |
| 宮城県 | 358.8 | 251.8 | 2.42 | -0.32 |
| 秋田県 | 417.7 | 265.8 | 1.38 | -0.21 |
| 山形県 | 340.8 | 241.9 | 1.86 | -0.36 |
| 福島県 | 424.1 | 259.2 | 2.17 | -0.26 |
| 茨城県 | 420.8 | 284.0 | 3.13 | -0.49 |
| 栃木県 | 369.4 | 245.0 | 6.65 | +0.26 |
| 群馬県 | 406.6 | 256.2 | 2.03 | +0.57 |
| 埼玉県 | 411.7 | 276.7 | 3.21 | +0.23 |
| 千葉県 | 449.0 | 312.8 | 1.99 | -0.03 |
| 東京都 | 463.1 | 315.2 | 4.28 | +0.26 |
| 神奈川県 | 431.2 | 301.8 | 2.31 | +0.18 |
| 新潟県 | 386.2 | 258.1 | 2.33 | -0.13 |
| 富山県 | 346.4 | 242.2 | 2.61 | +0.23 |
| 石川県 | 398.4 | 248.1 | 1.79 | -0.42 |
| 福井県 | 407.7 | 267.3 | 5.17 | +1.22 |
| 山梨県 | 472.9 | 290.5 | 2.14 | -0.23 |
| 長野県 | 408.3 | 263.0 | 2.35 | +0.30 |
| 岐阜県 | 404.8 | 271.0 | 2.52 | +0.45 |
| 静岡県 | 469.6 | 298.1 | 2.56 | -1.42 |
| 愛知県 | 456.3 | 308.6 | 2.85 | +0.32 |
| 三重県 | 404.2 | 273.3 | 2.64 | +0.25 |
| 滋賀県 | 451.9 | 297.2 | 2.60 | -0.43 |
| 京都府 | 456.7 | 287.9 | 2.63 | +0.08 |
| 大阪府 | 435.3 | 295.5 | 3.06 | -0.04 |
| 兵庫県 | 426.2 | 288.8 | 2.10 | -0.04 |
| 奈良県 | 377.1 | 261.4 | 2.81 | -1.16 |
| 和歌山県 | 386.5 | 255.8 | 1.95 | +0.49 |
| 鳥取県 | 388.7 | 262.0 | 3.45 | +0.67 |
| 島根県 | 385.5 | 261.7 | 2.29 | +0.21 |
| 岡山県 | 424.5 | 263.6 | 3.11 | +0.59 |
| 広島県 | 380.2 | 263.5 | 5.38 | +1.03 |
| 山口県 | 391.4 | 263.2 | 2.40 | +0.15 |
| 徳島県 | 431.9 | 285.7 | 3.55 | +0.25 |
| 香川県 | 323.4 | 230.1 | 2.39 | +0.58 |
| 愛媛県 | 449.1 | 280.2 | 3.90 | +1.09 |
| 高知県 | 411.2 | 273.8 | 1.35 | -0.40 |
| 福岡県 | 426.1 | 285.4 | 2.62 | +0.08 |
| 佐賀県 | 406.2 | 262.3 | 3.38 | +0.28 |
| 長崎県 | 431.5 | 273.2 | 1.81 | +0.07 |
| 熊本県 | 368.4 | 251.4 | 1.82 | -0.07 |
| 大分県 | 415.5 | 251.6 | 2.20 | +0.17 |
| 宮崎県 | 404.3 | 239.8 | 2.67 | +0.34 |
| 鹿児島県 | 455.6 | 282.5 | 2.13 | -0.11 |
| 沖縄県 | 389.2 | 268.6 | 2.46 | -0.83 |
| 全国 | 427.6 | 285.7 | 2.77 | +0.08 |
(出典: 厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査』都道府県別 第3表、こども家庭庁の資料に載る厚生労働省『職業安定業務統計』。「月の給与」は、きまって支給する現金給与額で、時間外の手当を含みます。「年収の目安」は、月の給与 × 12 に賞与を足した推定の組み立てで、手取りではありません)
保育士の求人が多い県は、給料も高い?
求人倍率が全国の 2.77倍を上回る県は、14県です。栃木県(6.65倍)・広島県(5.38倍)・福井県(5.17倍)・東京都(4.28倍)・愛媛県(3.9倍)が高い順の上位5つです。反対に、秋田県は 1.38倍、高知県は 1.35倍です。
前の年より倍率が上がった県は29県、下がった県は18県でした。静岡県は 3.98倍から 2.56倍へ、福井県は 3.95倍から 5.17倍へ動いています。1年でこれだけ動く県もあるため、1つの月の数字だけで決めないほうが安心です。
給料と求人倍率は、いつも同じ向きとは限りません。次の組み合わせがあります。
| 組み合わせ | 当てはまる県の例 |
|---|---|
| 年収の目安が全国(427.6万円)より低く、求人倍率は高い | 栃木県(369.4万円・6.65倍)、広島県(380.2万円・5.38倍)、福井県(407.7万円・5.17倍) |
| 年収の目安が全国より高く、求人倍率は低い | 北海道(440.5万円・1.90倍)、千葉県(449.0万円・1.99倍)、鹿児島県(455.6万円・2.13倍) |
| 年収の目安が高く、求人倍率も高い | 東京都(463.1万円・4.28倍)、愛知県(456.3万円・2.85倍) |
求人が多い県でも、給料が高いとは限りません。給料が高い県でも、求人が少ない県があります。
保育士の給料を地域で比べるときの注意
- 調査の人数が少ない県: 推計の労働者数が1,000人に満たない県は、平均がぶれやすくなります。富山県(830人)・福井県(930人)・奈良県(560人)・香川県(860人)です。年収の目安が全国でいちばん低い香川県も、この中に入ります
- 求人倍率のぶれ: 福井県の2025年7月は、求人が243人分、仕事を探す人が47人でした。人数が小さい県では、少しの動きで倍率が大きく変わります
- 対象の違い: 給料の表は常勤で、公立の園で働く公務員は入りません。求人倍率は、パートなども含む保育士の求人です。対象と年が違う2つの表を並べています
自分の県を見る
データ表では、県を選ぶと、その県の給料と求人倍率が、全国との違いの言葉つきで出ます。たとえば東京都を選ぶと、「年収の目安は 463.1万円(全国 427.6万円)、2025年7月の保育士の有効求人倍率は 4.28倍(全国 2.77倍)で、前の年より 0.26倍上がっています」のような文になります。
あなたの県の保育士 データ表(給料と求人倍率) ›計算・データのツール使い方の3つの見方
- 全国より高いか低いかを見る。「同じくらい」と出たら、差は小さい
- 給料と求人倍率を、2つ合わせて見る。求人が多い県は、園を変えるときに選べる園が多い可能性がある
- 今の園の条件を、県の平均と比べる。平均より低くても、園の手当や賞与の配り方で変わるので、決めつけない
給料は園や役職、年齢で大きく変わります。あなたの働き方が、この平均に当てはまるとは限りません。
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保育士を辞めたい理由は人間関係?向いてない?先に確かめる6つのこと ›読みものよくある質問
都道府県別の保育士の年収は、手取りですか?
保育士の求人倍率が高い地域なら、働きやすい園が多いですか?
公立保育士の給料も、都道府県別の表に入っていますか?
保育士の求人倍率は、いつの時点の数字ですか?
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」都道府県別 第3表・職種(小分類)第5表・第14表(2025年6月分(賞与は2024年1年間))
- こども家庭庁の資料(2025年10月3日付)に載る、厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」保育士の有効求人倍率(2024年7月・2025年7月)