薬剤師が調剤薬局を辞めたいときは?人間関係・給料・働き方を整理
結論から
薬剤師の仕事がつらいとき、道は「辞める」か「がまんする」の2つだけではありません。このサイトの「薬剤師の仕事、辞める?続ける?」診断では、結果が大きく3つに分かれます。
- 職場を変える。薬剤師のまま、別の職場へ移る
- 働き方を変える。日数や時間を減らす、パートや派遣にする
- 今は辞めない。先に職場で相談する、給料を平均と比べる、気持ちを整理する
どれが合うかは、つらさの理由と、これまでに試したことで変わります。このページでは、3つの道の中身と、理由ごとに先に試せることを表にしました。「今は辞めなくてよい」という結果も出ます。
先に読んでほしいこと
次のどれかに当てはまるときは、辞めるかどうかを決めるより先に、休むことと、相談することを考えてください。
- 眠れない、食べられない日が続いている
- 出勤前に動悸や涙が出る
- 職場で、怒鳴られる・無視される・しつこく責められる
相談できる場所は、次のとおりです。いずれも無料で、相談したことが、あなたが望まない限り会社に伝わることはありません。
- こころの耳(厚生労働省):働く人のための、メール・電話・SNSの相談窓口
- 総合労働相談コーナー(都道府県労働局):職場でのいじめやハラスメント、辞めさせてもらえないなどを相談できる国の窓口
- 職場の産業医・保健師、または会社の相談窓口:職場にいる人向け
- 近くの心療内科・精神科:眠れない状態が2週間以上続くときは、早めに受診してください
休んでいる間の収入には、健康保険の傷病手当金が使えることがあります(条件あり)。勤め先の健康保険の窓口で聞けます。
「消えてしまいたい」と思うことがあるときは、仕事のことは考えなくて大丈夫です。電話で相談できる「よりそいホットライン」(0120-279-338)があります。自分を傷つけてしまいそうなときは、ひとりでいないで、119番に電話してください。
薬剤師を辞めたいときの転職・働き方変更・続ける選択
1. 職場を変える(薬剤師のまま、別の職場へ)
診断では、次の3つがそろった人に「職場を変えてよい」という結果が出ます。
- 「辞めたい」「変えたい」理由がはっきりしている
- 5年目以上は、勤務の日数・時間・店舗について、薬局長や上司に相談したあと。1〜4年目は、辞めたいと思い始めて数か月以上たっていて、相談できる人が多くない
- 気持ちがすぐには変わらない
動く前に、譲れない条件を決めておきます。職場の種類(調剤薬局・ドラッグストア・病院・企業)、残業、休み、通勤などです。働きながら進められますし、次の職場が決まってから退職を伝えるほうが、収入が途切れにくくなります。
年数によって、考えることが少し違います。
| 働いた年数 | 診断での見立て | 動く前に考えること |
|---|---|---|
| 1年目から4年目 | 辞めたいと思い始めて数か月以上たっていて、相談できる人が多くない人 | 同じ会社の別の店舗に移れるか聞く。店舗によって、処方箋の枚数も薬剤師の人数も違う |
| 5年目から14年目 | 職場への相談はすでにして、変わらなかった人 | 条件を決めて、薬剤師向けの転職サービスに話を聞く。同じ会社の別の店舗や職種に移れるかも聞く |
| 15年目以上 | 経験が生かせる場所が広い年数。管理薬剤師の仕事が重い人など | 管理や教育の役割を外す、店舗を変えるなど、会社の中で変えられることを聞く。管理薬剤師は後任を決める必要があるので、引き継ぎの時間を見ておく |
2. 働き方を変える(日数・時間・パートや派遣)
結婚・出産・育児・介護などの暮らしの変化で、閉店までの勤務や土日の出勤がつらくなった人に多い道です。診断では「働き方を変えたい」と答えた人、または理由が暮らしの変化の人で、職場への相談はすでにした人に出ます。
- 同じ職場で、パートや時短に切り替えられるか聞く。育児や介護の時短・残業の免除など、会社の制度が使えることがあります(条件あり)。会社の人事に聞いてみましょう
- 週2〜3日、午前だけ、扶養の範囲内など、希望の日数や時間に合う職場を探す
勤務を減らすと、給与だけでなく、社会保険や税金の扱いが変わることがあります。金額の基準は改正されることもあるので、働く前に、勤め先の担当者・年金事務所・税務署のどこかで、最新の基準を確かめてください。
体がきつい日が続くとき(眠れないほどではない場合)も、この道が合うことがあります。日数や時間を減らす、日勤やパートにする、通勤のない家でできる仕事を試す、という方法があります。
3. 今は辞めない
診断で「今は辞めなくてよい」と出るのは、次のような人です。
- 辞めたいと思い始めたばかり、または相談できる人がいる(1〜4年目)
- 勤務の日数・時間・店舗について、まだ職場に相談していない(5年目以上)
- 給料が合わないと感じているが、同じ経験年数の平均と比べたことがない(5年目以上)
- 変えるとしたらどうしたいか、まだ決まっていない
決まっていなくて大丈夫です。気持ちが強い日に「辞めます」と伝えると、次が決まらないまま収入が途切れ、あせって選ぶことになりがちです。
型ごとの進み方
診断の結果の型と、それぞれの進み方を表にまとめます。
| 結果の型 | 当てはまる人 | 進み方 |
|---|---|---|
| 先に体と心を休める | 眠れない・食べられない日が続く人、つらい扱いを受けている人 | 上の相談先に連絡する。転職の話は体調が落ち着いてから |
| 今は続けて、様子を見る | 1〜4年目で、辞めたいと思い始めたばかり、または相談できる人がいる | 相談できる人に気持ちを話す。いちばんつらい場面を紙に書き出す |
| 先に職場で相談する | 5年目以上で、まだ職場に相談していない | 「週4日にしたい」「閉店までの勤務を減らしたい」のように、変えたい中身を具体的に伝える |
| 先に給料を平均と比べる | 理由が給料で、平均と比べたことがない | 計算ツールで同じ経験年数の平均を確かめる。給与明細で、基本給・手当・残業代・賞与を分けて見直す |
| 働き方を変える | 暮らしの変化が理由、または勤務の形を変えたい人 | 同じ職場でパートや時短にできるか聞く。収入の差と扶養の扱いを先に確かめる |
| 職場を変えてよい | 理由がはっきりし、職場に相談もした人 | 条件を決めて、薬剤師向けの転職サービスに話を聞く |
| 薬剤師以外の仕事を考える | 薬剤師以外の仕事も考えている人 | ハローワークで、薬剤師以外の仕事と、辞めたあとの雇用保険の手続きを聞く。職場の種類を変える道も見ておく |
| まだ決めなくてよい | 変えるとしたらどうしたいか、決まっていない人 | 人に話してみる。今は申し込まなくてよい |
薬剤師が人間関係・給料・調剤の不安で辞めたいとき
診断の最初のほうで聞く「いちばんの理由」ごとに、先に試せることをまとめました。
| つらい理由 | 先に試せること | 相談先 |
|---|---|---|
| 職場の人間関係 | 同じ会社の別の店舗に移れるか聞く | 薬局長・上司、会社の人事 |
| 残業・休みの取りにくさ・立ちっぱなしなど、勤務のきつさ | 勤務の日数・時間・店舗・業務の分担を、具体的に相談する | 薬局長・上司 |
| 給料が合わない | 同じ経験年数の平均と比べる。給与明細の内訳を見直す | このサイトの計算ツール |
| 調剤のミスや責任への不安 | 新人のうちは感じやすいもの。1人で抱えず、薬局長や先輩に話す | 薬局長・先輩・同期 |
| 同じ仕事のくり返しで先が見えない | 同じ会社の別の店舗や役割に移れるか聞く。職場の種類による違いを聞く | 上司、薬剤師向けの転職サービス(話を聞くだけ) |
| 暮らしの変化(育児・介護・引っ越しなど) | 会社の制度(時短・残業の免除など)を聞く。パートや派遣も見る | 会社の人事 |
| 薬剤師の仕事そのものが合わない気がする | 「仕事が合わない」のか「いまの職場の形が合わない」のかを分ける。職場の種類を変える道も見る | ハローワーク |
| つらい扱いを受けている | 先に相談する。辞めるかどうかは、そのあとで考える | 総合労働相談コーナー |
給料が理由のときは、先に数字で確かめます。同じ経験年数の平均は、こちらのツールで出せます。
薬剤師の給与 目安チェック(同じ経験年数の平均と比べる) ›計算・データのツール薬剤師の転職で退職を伝える時期と引き継ぎ
辞めると伝える時期は、法律と職場の決まりで違います。期間の決まっていない働き方なら、法律では、伝えた日から2週間たてば雇用が終わります(民法第627条)。ただ、職場の就業規則では「1か月前」「2か月前」などと決めていることが多く、薬局やドラッグストアでは後任の薬剤師を探す時間も必要です。管理薬剤師は、後任を決める必要があるため、早めに相談します。
次の職場が決まってから伝えると、収入が途切れにくくなります。
診断で、自分の型を確かめる
働いた年数、職場の種類、いちばんつらい理由、体調などを聞いて、あなたの型を出します。約2分で、個人情報の入力はいりません。年齢と都道府県は、条件に合わないサービスを出さないために聞きます。
自分はどれに当たるか、質問に答えて整理できます。
「薬剤師の仕事、辞める?続ける?」診断をはじめる無料・登録なし・名前やメールアドレスは聞きません職場や働き方を変えると決めた人へ
ここから先は、もう決まっている人向けです。
職場を変えたい人
「薬剤師向けの転職サービス」は、薬剤師の免許を持つ人向けに、求人を紹介してくれる事業者です。申し込むと、経験や希望のかんたんな情報を入力(約5分)し、担当者から電話かメールで連絡が来ます。面談では、職場の種類・残業・休み・通勤などの条件を伝えます。お金は無料です。転職は、しなくてかまいません。勧められた求人が条件に合わないときは、断ってかまいません。
条件を伝えて、薬剤師向けの転職サービスに相談する
職場の種類、残業、休み、通勤など、譲れない条件を先に伝えたうえで、合う職場があるかを見てもらえます。
- 経験や希望のかんたんな情報を入力(約5分)
- 担当者から電話かメールで連絡
- 面談で希望の条件(職場の種類・残業・休み・通勤など)を伝える
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日数や時間を減らしたい人
「パートや派遣を扱う薬剤師向けのサービス」は、週2〜3日、午前だけ、扶養の範囲内など、希望に合う職場があるかを見てくれます。申し込むと、名前・生まれた年・都道府県・連絡先・希望の雇用形態などを入力(約3分)し、担当者から電話かメールで連絡が来ます。希望の日数・時間・通勤を伝えて、仕事の紹介を受けます。お金は無料です。働くかどうかは、聞いてから決められます。
パートや派遣、短い日数の働き方を相談する
週2〜3日、午前だけ、扶養の範囲内など、希望の日数や時間に合う職場があるかを見てもらえます。派遣・パート・紹介予定派遣など、複数の働き方を聞けます。
- 名前・生まれた年・都道府県・電話番号・メール・希望の職種と雇用形態(派遣・パートなど)を入力(約3分)
- 担当者から電話かメールで連絡(登録の当日か翌営業日)
- 希望の日数・時間・通勤を伝えて、仕事の紹介を受ける
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まだ申し込まなくても大丈夫です
「辞めたい」と思ったことと、今すぐ動くことは、別の話です。職場で相談する、給料を平均と比べる、人に話してみる。そのどれかをやってみるだけでも、状況は変わります。
家族や信頼できる人に話してみるのもひとつです。占い師に話を聞いてもらって、背中を押してもらう人もいます。占いで正しい答えが出るわけではありませんが、このサイトの占いの診断は無料で試せます。
自分はどれに当たるか、質問に答えて整理できます。
占いの使い方チェックをはじめる無料・登録なし・名前やメールアドレスは聞きません職場見学で聞くことは、こちらにまとめています。
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- 職業安定法第32条の3(手数料)(2026年10月確認)
- 厚生労働省「総合労働相談コーナー」(2026年10月確認)