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薬剤師はブランクがあっても復帰できる?年数別の準備とパートの始め方

薬剤師の働き方相談室編集部 / 更新日 2026年10月20日 / 読む時間:約8分

結論から

薬剤師の免許は、仕事から離れていても無くなりません。戻るかどうかも含めて、ゆっくり整理して大丈夫です。

戻り方は、「離れた年数」「いちばんの不安」「どのくらい働きたいか」で変わります。このサイトの「ブランクからの復職診断」では、結果が大きく4つに分かれます。今は申し込まずに情報を集める、研修や教えてくれる人がいる職場から慣らして戻る、短い日数のパートや派遣から戻る、常勤で戻る、です。このページでは、その4つの始め方と、先に確かめることを表にしました。

薬剤師のブランク復帰で、知識に不安があるとき

薬剤師の仕事から離れて、もう一度働きたいが、薬や調剤の機器が変わっていて付いていけるか不安。ネットでの申し込みにも慣れていない。そう感じる人がいます。

参考に、国の統計で薬剤師全体の様子を見ておきます。2024年12月31日現在、薬剤師の総数は329,045人です。薬局で働く人が197,437人(60.0%)、医療施設で働く人が63,290人(19.2%)で、合わせて79.2%です。薬剤師の総数のうち、およそ8割がこの2つの職場で働いています。

女性の割合は61.6%です。年齢は、30〜39歳が25.4%、40〜49歳が22.6%で、あわせて48.0%です。これは働いている人を含む薬剤師全体の数字で、ブランクのある人だけの数字ではありません。

薬剤師のブランク中も必要な届出

薬剤師の免許に、更新はありません。ただ、薬剤師法第9条で、薬剤師は2年ごとの年の12月31日現在の氏名、住所などを、翌年の1月15日までに届け出ることになっています。届出は、住所地の都道府県知事を経由して厚生労働大臣に出します。電子で出すときは、都道府県知事を経由しなくてよい決まりです。

仕事から離れている間も、この届出は続きます。届出の方法や期限は、厚生労働省の案内で確かめてください。

診断の結果の型と、始め方

診断は、次の順で型を決めます。上から順に、最初に当てはまったものが結果になります。

順 結果の型 当てはまる人
1 先に体と心を休める(公的な窓口だけ) 眠れない・食べられない日が続く人
2 体に合う働き方を考える 体がきつい、疲れが抜けない日がある人
3 今は申し込まなくてよい(まず情報を集める) まだ働くかどうか決めていない人
4 ゆっくり慣らして戻る 離れた期間が3年以上、または、知識や調剤の機器に不安がある人
5 短い日数のパートや派遣から戻る 週1〜4日ほど働きたい人
6 常勤で戻ることを考えてよい 週5日ほど働きたい人

型ごとの始め方と、先に確かめることです。

結果の型 始め方 先に確かめること
今は申し込まなくてよい 同じ経験年数の平均給与と、あなたの県の薬剤師の人数を見ておく。見るだけで、申し込みにはならない 働く日数や時間のめどが立ったら、もう一度診断を試す
ゆっくり慣らして戻る ブランクがあることを伝えて、復職の相談を受けている薬剤師向けのサービスに話を聞く。都道府県の薬剤師会やハローワークで、復職前の研修や求人を聞く 研修や同行の期間の有無。短い日数から始められるか
短い日数のパートや派遣から戻る 希望の日数・時間・通勤を決めて、パートや派遣を扱う薬剤師向けサービスに話を聞く。以前の職場や知り合いに、短時間で戻れるか聞く 扶養の範囲や社会保険の扱い。勤め先の担当者、年金事務所、税務署で確かめる
常勤で戻る 職場の種類(調剤薬局・ドラッグストア・病院・企業)、残業、休み、通勤など、譲れない条件を決めて、薬剤師向けの転職サービスに話を聞く 条件を決めずに、最初に見つけた求人に決めない
体に合う働き方を考える 週1〜2日や短い時間から戻る。日勤・パート・短い日数で働ける職場を探す 休職中で傷病手当金を受けている人は、働く前に、加入している健康保険に確かめる

自分がどの型になるかは、診断で確かめられます。約2分で、個人情報の入力はいりません。

薬剤師の復職準備をブランクの年数別に見る

離れた期間が3年以上になると、診断では「ゆっくり慣らして戻る」型になります。1年から3年のときは、働きたい日数で型が決まります。

離れた年数 診断での扱い 戻り方の考え方
1年未満 不安の中身と、働きたい日数で決まる 以前の職場や知り合いに、戻れるか聞く道もある
1年から3年 不安の中身と、働きたい日数で決まる 薬や制度の変わった点を、職場で教えてもらえるか確かめる
3年から5年 慣らして戻る型(まだ働くか決めていないときは、先に情報を集める型) 研修や、教えてくれる人がいる職場から始める
5年以上 慣らして戻る型(同上) 同じ。短い日数から始められるかも聞く

復帰前の勉強・人間関係・子育ての不安を整理する

診断では、「戻るときに、いちばん不安なこと」を聞いています。不安ごとに、先にできることをまとめました。

いちばんの不安 先にできること
薬や制度が変わっていて、知識が追いつくか 研修や教えてくれる人がいる職場から、少しずつ慣らして戻る。復職前の研修は、都道府県の薬剤師会に聞く
調剤の機器やシステムが変わっていて、使えるか 見学で、使っている機器やシステムの種類と、使い方を教えてもらえるかを聞く
職場の人間関係に入れるか 以前の職場や知り合いに、短時間で戻れるか聞く。知っている職場なら、仕事の内容も人間関係も分かっている
家庭との時間が合うか 希望の日数・時間・通勤を決めてから、職場を探す
収入や扶養の範囲がどうなるか 働く日数と収入の見込みから、扶養の範囲や社会保険の扱いが変わるかを、勤め先の担当者、年金事務所、税務署で確かめる
とくにない・まだ分からない 今は申し込まず、情報を集める

扶養の基準になる金額は、制度の改正で変わることがあります。このページには金額を書きません。働く前に、最新の基準を確かめてください。

先に、体のこと

眠れない・食べられない日が続く、出勤前に動悸や涙が出るなど、体や心に不調があるときは、戻ることを決めるより先に、休むことと、相談することを考えてください。

体がきつい日が続くときは、週1〜2日や短い時間から戻る道もあります。

戻ると決めた人へ

戻ると決めた人に向けて、サービスの種類を説明します。

ブランクがあることを伝えて、相談したい人

「ブランクからの復職を相談できる薬剤師向けのサービス」は、離れていた期間があることを伝えたうえで、研修や教えてくれる人がいる職場、短い日数から始められる職場を探してくれます。申し込むと、名前・生まれた年・都道府県・連絡先と、ブランクがあることを入力(約3分)し、担当者から電話かメールで連絡が来ます。不安なこと(薬・制度・機器・日数)を伝えて、合いそうな職場の説明を聞きます。お金は無料です。働くかどうかは、聞いてから決められます。

短い日数や時間で働きたい人

「パートや派遣を扱う薬剤師向けのサービス」は、週2〜3日、午前だけ、扶養の範囲内など、希望の日数や時間に合う職場があるかを見てくれます。申し込むと、名前・生まれた年・都道府県・連絡先・希望の雇用形態などを入力(約3分)し、担当者から電話かメールで連絡が来ます。お金は無料です。働くかどうかは、聞いてから決められます。

離れた期間が5年以上のときは、先の「復職を相談できるサービス」のほうが合います。派遣は、調剤の経験が基本的に必要とされ、ブランクがあるときは相談になるサービスがあるためです。

話を聞いてもらう方法もありますPR

パートや派遣、短い日数の働き方を相談する

週2〜3日、午前だけ、扶養の範囲内など、希望の日数や時間に合う職場があるかを見てもらえます。派遣・パート・紹介予定派遣など、複数の働き方を聞けます。

申し込むと、こうなります
  1. 名前・生まれた年・都道府県・電話番号・メール・希望の職種と雇用形態(派遣・パートなど)を入力(約3分)
  2. 担当者から電話かメールで連絡(登録の当日か翌営業日)
  3. 希望の日数・時間・通勤を伝えて、仕事の紹介を受ける
お金無料
入力約3分
働く決めなくてよい
パート・派遣の働き方を相談する次はファル・メイトのページが開きます

「PR」は、紹介したサービスに申し込みがあると、このサイトに紹介料が入る広告であることを表しています。

まだ申し込まなくても大丈夫です

「戻りたい」と思ったことと、今すぐ動くことは、別の話です。先に、給料の平均や県の様子を見る、人に話してみる。それだけでも、戻るときの準備になります。

家族や信頼できる人に話してみるのもひとつです。占い師に話を聞いてもらって、背中を押してもらう人もいます。占いで正しい答えが出るわけではありませんが、このサイトの占いの診断は無料で試せます。

戻る前の整理が終わったら、もう一度、診断で型を確かめてください。

職場見学で聞くことは、こちらにまとめています。

薬剤師の転職で見学時に聞くことは?人間関係・年収・パートの条件 ›読みもの

給料の平均は、こちらの表で見られます。

薬剤師の年収は低い?経験年数・企業規模・男女別の平均と比べる ›読みもの

よくある質問

薬剤師は長いブランクがあっても復帰できますか?
薬剤師の免許は、仕事から離れていても無くなりません。免許の更新はありませんが、2年に1回、氏名や住所などの届出が必要です。離れた年数が長いほど、薬や制度、調剤の機器の変化は大きくなるので、研修や教えてくれる人がいる職場から慣らして戻る道もあります。
ブランクのある薬剤師は、復職先の研修をどう確かめればよいですか?
ブランクのある人の紹介を受け付けているサービスがあります。研修や同行の期間がある職場、短い日数から始められる職場を探してもらえます。ただ、条件は職場ごとに違うので、聞いて確かめることが大事です。聞くだけで、働くことを決める必要はありません。
薬剤師がパートで復帰するとき、扶養内で働けますか?
扶養には、税金の扶養と、社会保険(健康保険・年金)の扶養の2種類があり、基準になる金額も条件も違います。制度は改正されることもあるので、金額はこのページには書きません。働く前に、勤め先の担当者、年金事務所、税務署のどこかで、最新の基準を確かめてください。
薬剤師の復帰前の勉強や研修は、どこに相談できますか?
都道府県の薬剤師会は、研修や就業の相談を受けているところがあります。ハローワークでも、地域の求人の様子を無料で聞けます。内容は県ごとに違うので、お住まいの県の窓口に聞いてみてください。

自分の場合はどうか、質問に答えて整理できます。

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この記事は、公的な統計や制度の説明をもとに、考えるための材料をまとめたものです。数字は出典の時点のものです。大事なことを決めるときは、専門の窓口にも相談してください。記事の中でサービスを紹介するときは「PR」と書いてお知らせします。