浮気の慰謝料はいつまで請求できる?時効と相談前の準備
浮気の慰謝料請求には期限がある
慰謝料などの損害賠償の請求には、期限があります。民法第724条は、次の2つを決めています。
- 損害と加害者を知った時から 3 年
- 不法行為の時から 20 年
どちらかの期限が過ぎると、請求できなくなる(時効になる)ことがあります。ただ、いつから数えるかは事情で変わります。この記事は、条文の読み方を整理するもので、あなたの場合の期限を決めるものではありません。具体的には、法テラスや弁護士に確かめてください。
急いで離婚を決める必要はありません。期限を「聞いておく」だけで、気持ちが落ち着く人もいます。
先に:つらいときは、休んでください
期限という言葉を見て、焦った人もいるかもしれません。眠れない・食べられない日が続いているときは、確かめることより休むことを先にしてください。よりそいホットライン(0120-279-338・無料・24時間)で、話を聞いてもらえます。
期限は、数日で決める話ではありません。今夜は、読むだけで終わりにしてもかまいません。
同じ悩みの人は、少なくありません
家庭裁判所に離婚などを申し立てた人が挙げた理由を数えた、裁判所の統計(令和7年)があります。「異性関係」を理由に挙げたのは、夫の申立てで 11.9%(3 位)、妻の申立てで 12.8%(5 位)でした。
| 申立てた人 | 「異性関係」の割合 | 順位 |
|---|---|---|
| 夫 | 11.9% | 3 位 |
| 妻 | 12.8% | 5 位 |
(出典: 裁判所「司法統計年報 3 家事編(令和7年)」第19表。令和7年1年間。家庭裁判所に調停・審判を申し立てた事件の、申立てた人が挙げた理由。1 件につき 3 つまで数えるので、割合を足しても合計が全体の数に合いません。協議離婚は含まれません。「異性関係」は、浮気・不倫だけを指すとは限りません。浮気をした人の割合ではありません)
この表は、「自分だけではない」と知るためのものです。「性格が合わない」や「精神的に虐待する」など、ほかの理由もたくさんあります。
離婚の申立て理由で「異性関係」はどのくらい?(裁判所の統計) ›計算・データのツール浮気の慰謝料の時効はいつから数える?
条文の「3 年」と「20 年」は、数え始める時がちがいます。2本の時間軸として、表に並べます。
| 数え始める時 | 期間 | 気をつけること | |
|---|---|---|---|
| 1本目 | 損害と加害者を知った時 | 3 年 | 「知った」がいつかは、事情で変わる |
| 2本目 | 不法行為の時 | 20 年 | 知らなかった場合も、この期間は進む |
読み方のポイントは3つです。
- どちらか先に来たほうで、期限になることがあります。 多くの場合は、1本目の「知った時から 3 年」を気にすることになります
- 「知った」の中身は事情で変わります。 疑いはじめた時なのか、はっきり分かった時なのかは、この記事では判断できません。弁護士に聞いてください
- 数え方は、請求する相手や内容によっても変わることがあります。 配偶者に求めるのか、浮気相手に求めるのかで、話が分かれることがあります。ここでは、事情しだいで変わる、とだけ書きます
日付を入れて自動で期限を出すツールは、このサイトには作っていません。起算の考え方が事案で変わるので、弁護士や法テラスに確かめるほうが安全だからです。
慰謝料請求の相談前に、知った日を整理する
期限を確かめるとき、相談先に聞かれやすいことがあります。次の3つを、分かる範囲で紙に書いておくと、話が早く進みます。
- 結婚した日、一緒に暮らしはじめた日、別居しているかどうか
- 浮気や、浮気相手のことを「知った日」。分かる範囲でかまいません
- 家計の大まかな一覧(収入・貯金・ローン・家賃)
相手のスマホやかばんは、調べなくてかまいません。自分の目で見たことと、自分に届いたことだけで、じゅうぶんです。チェックリストは、こちらにあります。
相談の前に、自分で記録しておくことのチェックリスト ›計算・データのツール何をしてはいけないかは、別の記事にまとめています。
夫の浮気を疑ったらどうする?証拠を確かめる前の注意点 ›読みもの浮気の慰謝料の期限を弁護士に聞くには
法テラスや弁護士に聞くときは、「いつ・何があったか」を日付つきで見せられると、話が早く進みます。うまく話せなくても、書いたメモを見せるだけでかまいません。
聞きたいことは、次の3つくらいに絞ると、迷いません。
- 自分の場合、「知った時」はいつと考えられるか
- 期限までに、何をしておくとよいか
- 今すぐ決めなくてよいこと、決めておいたほうがよいこと
答えは、聞く人の状況で変わります。ここで見た表は、聞く前の準備として使ってください。
どこに相談するか
期限の確認は、法律の専門家の仕事です。
- 法テラス・サポートダイヤル(0570-078374):法律の制度や、相談できる窓口の案内を受けられます。平日 9〜21 時・土曜 9〜17 時。収入などの条件を満たすと、無料の法律相談(民事法律扶助)が使えます
- お住まいの地域の弁護士会の法律相談:離婚・慰謝料の相談ができます。費用は窓口によって違うので、申し込みのときに確かめてください
相談先ごとの向き不向きは、別の記事で表にしています。
診断で、進み方を整理する
診断では、「請求や離婚を見すえて、準備する」という結果も出ます。この型の◎は、法テラスや弁護士に、必要な証拠の範囲を聞くことです。事案によって必要なものが違うので、先に聞くと、調査の費用を無駄にしにくくなります。
自分はどれに当たるか、質問に答えて整理できます。
「パートナーの浮気、どうする?」診断をはじめる無料・登録なし・名前やメールアドレスは聞きません事実の調査を考えている人へ
法テラスや弁護士に聞いたうえで、「事実を調べる必要がある」と分かった人もいるかもしれません。そのときの方法のひとつに、探偵事務所の無料相談があります。
申し込むと、状況を聞かれ、調査の方法・費用・報告書の内容を説明してもらえます。入力は約3分です。相談と見積りは無料の事務所を紹介しています。調査を頼んだときは、別に費用がかかります。契約の前には書面がもらえるので、持ち帰って、弁護士や法テラスにも相談してから決められます。慰謝料がいくら取れるか、請求が認められるかは、調査では決まりません。この枠は、結婚している人・事実婚の人向けです。
探偵事務所に、調査の方法と報告書の使い道を聞く
慰謝料の請求や離婚の話し合いまで考えているときに、調査の報告書がどう使えるか、必要な証拠はどの程度かを、事務所に聞けます。法律の判断は弁護士の仕事なので、弁護士への相談も並べてすすめています。
- 電話・メール・来所のどれかで申し込む(入力は約3分)
- 担当者が状況を聞き、調査の方法・費用・報告書の内容を説明する(紹介サービスの場合は、合う探偵事務所を紹介し、その事務所が説明する)
- 契約の前に書面を受け取り、持ち帰って、弁護士や法テラスにも相談してから決める
「PR」は、紹介したサービスに申し込みがあると、このサイトに紹介料が入る広告であることを表しています。
まだ申し込まなくても大丈夫です
期限を確かめることと、調査を頼むことは、別の話です。まずは法テラスや弁護士に、手続きと期限だけを聞くところで止めてもかまいません。
決めきれないときは、家族や信頼できる人に話してみるのもひとつです。占い師に話を聞いてもらって、背中を押してもらう人もいます。占いで正しい答えが出るわけではありませんが、このサイトの占いの診断は無料で試せます。
自分はどれに当たるか、質問に答えて整理できます。
占いの使い方チェックをはじめる無料・登録なし・名前やメールアドレスは聞きませんよくある質問
浮気の慰謝料は、何年以内に請求すればいいですか?
浮気の慰謝料の時効は、疑い始めた日から数えますか?
浮気の慰謝料の時効が近そうなときは、何をすればいいですか?
期限を調べるために、相手のスマホを見てもいいですか?
- 民法第724条(e-Gov 法令検索)(2026年10月確認)
- 裁判所「司法統計年報 3 家事編(令和7年)」第19表(令和7年1年間)
- 不正アクセス行為の禁止等に関する法律(e-Gov 法令検索)(2026年10月確認)