看護師の転職先は?病院・クリニック・訪問看護の県別割合
看護師の転職先を考えるための県別データ
看護師が働く場所は、全国では病院がいちばん多く、65.7% です。診療所(クリニック)が 14.3%、訪問看護ステーションが 6.7%、介護保険施設・社会福祉施設が 10.0% です。
ただ、県ごとに見ると、働く場所の割合も、年収の目安も、病院の離職率も、かなり違います。「今の職場を変えたら、まわりにはどんな働き先があるのか」を知るために、公的な統計を県ごとの表に組み直しました。
使った数字は、次の3つです。対象と年がそれぞれ違うので、表のあとで説明します。
- 就業場所: 厚生労働省『令和6年度 衛生行政報告例』(2024年末現在)
- 年収の目安: 厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査』(2025年6月分の給与、賞与は2024年1年間)
- 離職率: 日本看護協会『2025年 病院看護実態調査』(2024年度)
看護師の勤務先は病院・クリニックがどれくらい?
看護師として働いている人は、全国で 1,363,164 人です(2024年末現在。准看護師はふくみません)。働く場所の内訳は、次のとおりです。
| 働く場所 | 割合 |
|---|---|
| 病院 | 65.7% |
| 診療所 | 14.3% |
| 訪問看護ステーション | 6.7% |
| 介護保険施設・社会福祉施設 | 10.0% |
| そのほか(保健所・学校・事業所など) | 3.3% |
50歳以上の人は 32.0% です。全国の年収の目安は 524.7 万円、病院の看護職員の離職率(正規雇用)は 11.0% でした。
看護師の勤務先・年収・離職率を県別に比較
下の表は、地方や大きさのちがう12か所を選んで並べたものです。全部の県の数字は、あとで説明する計算ツールで見られます。
| 県 | 病院(%) | 診療所(%) | 訪問看護(%) | 施設(%) | 年収の目安(万円) | 病院の離職率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全国 | 65.7 | 14.3 | 6.7 | 10.0 | 524.7 | 11.0 |
| 北海道 | 71.8 | 11.4 | 5.8 | 8.4 | 519.4 | 12.0 |
| 宮城県 | 67.0 | 16.7 | 5.6 | 8.2 | 513.2 | 9.4 |
| 東京都 | 62.3 | 17.6 | 7.9 | 7.9 | 578.5 | 13.0 |
| 神奈川県 | 64.2 | 17.4 | 6.5 | 8.9 | 543.7 | 13.3 |
| 愛知県 | 61.7 | 17.9 | 10.2 | 6.6 | 546.1 | 10.7 |
| 大阪府 | 68.7 | 14.7 | 8.6 | 5.1 | 540.2 | 14.1 |
| 兵庫県 | 65.6 | 14.6 | 7.6 | 9.6 | 522.8 | 12.7 |
| 広島県 | 64.1 | 15.3 | 7.1 | 10.6 | 521.0 | 9.5 |
| 福岡県 | 71.7 | 14.9 | 5.3 | 5.6 | 482.6 | 11.1 |
| 高知県 | 71.8 | 8.0 | 4.5 | 12.6 | 434.8 | 10.1 |
| 沖縄県 | 67.6 | 11.6 | 7.3 | 9.1 | 486.2 | 11.4 |
(「施設」は介護保険施設・社会福祉施設。出典は上の3つの調査)
表を見ると、次のことが言えます。
- 東京都・神奈川県・愛知県は、診療所で働く人の割合が 17% 台で、全国の 14.3% より高めです
- 愛知県は、訪問看護ステーションで働く人の割合も 10.2% と高めです
- 高知県は、病院で働く人が 71.8% と多く、診療所は 8.0% と少なめです
クリニック・訪問看護で働く看護師が多い県は?
47県全部を見たとき、いちばん高い県といちばん低い県は次のとおりです。
| 項目 | いちばん高い | いちばん低い |
|---|---|---|
| 病院で働く人の割合 | 北海道・高知県 71.8% | 静岡県 61.1% |
| 診療所で働く人の割合 | 愛知県 17.9% | 高知県 8.0% |
| 訪問看護ステーションで働く人の割合 | 愛知県 10.2% | 秋田県 3.8% |
| 介護保険施設・社会福祉施設で働く人の割合 | 秋田県 18.0% | 大阪府 5.1% |
| 年収の目安 | 滋賀県 585.3 万円 | 高知県 434.8 万円 |
| 病院の離職率(正規雇用) | 大阪府・奈良県 14.1% | 山形県 7.1% |
同じ看護師でも、住む県によって、まわりにある働き先の種類はずいぶん変わります。
看護師の年収・離職率を比べるときの注意
- 3つの調査は、対象も年も違います。就業場所は看護師だけ(2024年末)、給与は企業規模10人以上の一般労働者の看護師(2025年6月分)、離職率は病院の看護職員(2024年度)です
- 離職率の対象には、保健師・助産師・准看護師がふくまれます。診療所や訪問看護ステーションは入っていません
- 年収の目安は、「きまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額」を万円にした組み立てです(推定)。手取りではありません
- 看護師の数が少ない県は、平均がぶれやすくなります
- この給与の調査には、2026年6月の診療報酬改定による賃上げは入っていません
あなたの働き方が、この平均に当てはまるとは限りません。
自分の県を引いてみる
計算ツールでは、県を選ぶと、全国との違いが文で出ます。たとえば東京都を選ぶと、次のように読み上げます。
東京都で働く看護師は 133,099 人(2024年末)。病院で働く人が 62.3%(全国 65.7%)、診療所が 17.6%(全国 14.3%)、訪問看護ステーションが 7.9%(全国 6.7%)です。年収の目安は 578.5 万円(全国 524.7 万円)。病院の看護職員が1年間に辞めた割合は 13.0%(全国 11.0%)です。
全国との差は、「高い」「低い」「同じくらい」の言葉で出ます。割合は 1 ポイント未満、年収の目安は 1 万円未満、離職率は 0.5 ポイント未満の差なら、「同じくらい」です。47県を並べた一覧表も、同じページにあります。
あなたの県の看護師 データ表 ›計算・データのツール診断で、自分の状況を整理する
働く場所の数字を見たあとは、「そもそも辞めたいのか、職場を変えたいのか」を整理すると、次の動きが決めやすくなります。答えるのは約2分で、名前やメールアドレスは聞きません。
自分はどれに当たるか、質問に答えて整理できます。
「看護師の仕事、辞める?続ける?」診断をはじめる無料・登録なし・名前やメールアドレスは聞きません看護師の転職先を無料で相談するには
今の職場を変えると決めたわけではなくても、病院・クリニック・訪問看護などの違いを聞いてみたい人もいると思います。
「看護師向けの転職サービス」は、希望の条件を伝えたうえで、合う職場があるかを見てもらえるサービスです。申し込むと、職歴と希望のかんたんな情報を入力(約5分)し、担当者から電話かメールで連絡が来ます。面談では、夜勤・給料・通勤など、譲れない条件を伝えます。お金は無料です。転職は、しなくてかまいません。
サービスにお金が入るのは、採用が決まったときです。勧められた職場が条件に合わないときは、断ってかまいません。
まだ申し込まなくても大丈夫です
表を見て、まわりの働き先の様子がつかめたなら、それで一歩進んでいます。申し込むのは、迷いが晴れてからでかまいません。
無料で相談できる公的な窓口として、各県の「ナースセンター」があります。看護師の免許を持っている人なら、今の職場を辞めると決めていなくても使えます。
決めきれないときは、家族や信頼できる人に話してみるのもひとつです。占い師に話を聞いてもらって、背中を押してもらう人もいます。占いで正しい答えが出るわけではありませんが、このサイトの占いの診断は無料で試せます。
自分はどれに当たるか、質問に答えて整理できます。
占いの使い方チェックをはじめる無料・登録なし・名前やメールアドレスは聞きません眠れない日や食べられない日が続いているときは、職場の産業医・保健師や、厚生労働省の相談窓口「こころの耳」に先に相談してください。
夜勤を減らしたときに、手当と手取りがいくら変わるのかは、こちらで計算しています。
看護師の夜勤を減らすと給料はいくら下がる?手取りとの違い ›読みものよくある質問
クリニックで働く看護師の割合は、県によって違いますか?
看護師の県別年収の目安は、手取りですか?
看護職員の離職率が高い県への転職は避けたほうがよいですか?
訪問看護で働く看護師の割合が高い県はどこですか?
- 厚生労働省「令和6年度 衛生行政報告例」第8表-2・第10表-2(就業看護師数)(2024年末現在)
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種別(特掲)・都道府県別(2025年6月分の給与、年間賞与その他特別給与額は2024年1年間)
- 日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」(2026年3月31日公表)(2024年度)