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塾の費用は平均いくら? 学年別の目安と家庭教師・通信教育との比較

子どもの勉強・家庭教師相談室編集部 / 更新日 2026年10月20日 / 読む時間:約8分

結論から

塾や通信教育、家庭教師にかけるお金は、学年で大きく変わります。そして、どの学年でも「払っていない家庭」がいます。

国の調査(令和5年度)では、公立小学校の1年生で塾にお金を払っている家庭は 26.8%、公立中学校の3年生では 78.6% でした。つまり、小学校の低学年では、7割以上の家庭が塾にお金を払っていません。

公立の小1から高3までを、学年ごとの表にしました。「みんな、いくらかけているのか」を知って、家計に合う形を考える材料にしてください。

小学生・中学生・高校生で塾にお金を払う家庭はどのくらい?

まわりの話を聞くと、塾に通わせている家庭ばかりに思えることがあります。でも、国の調査で全国の家庭を見ると、様子はだいぶ違います。

小学校と高校では、6割以上の家庭が塾にお金を払っていません。中学校だけは、払っている家庭が3分の2ほどになります。

塾にお金をかけるかどうかは、どちらも珍しくありません。それを知っておくだけで、気持ちが少し楽になります。

塾の費用の平均はいくら? 公立の学年別・年間費用

下の表は、文部科学省『令和5年度 子供の学習費調査』をもとに、公立の学年ごとに並べたものです。

学習塾費

学年 払っている家庭の割合 払っていない家庭の割合 払っている家庭の平均(年・千円)
小学1年 26.8% 73.2% 117
小学2年 29.4% 70.6% 120
小学3年 37% 63% 125
小学4年 41.4% 58.6% 195
小学5年 44.9% 55.1% 237
小学6年 53.1% 46.9% 273
中学1年 52.6% 47.4% 254
中学2年 66.4% 33.6% 322
中学3年 78.6% 21.4% 434
高校1年 34.3% 65.7% 262
高校2年 36.2% 63.8% 411
高校3年 45.7% 54.3% 452

通信教育・家庭教師費

通信教育と家庭教師は、調査で1つの項目にまとまっています。家庭教師だけの金額は分かりません。

学年 払っている家庭の割合 払っていない家庭の割合 払っている家庭の平均(年・千円)
小学1年 41.9% 58.1% 41
小学2年 41.5% 58.5% 47
小学3年 39.7% 60.3% 52
小学4年 37% 63% 62
小学5年 36.9% 63.1% 66
小学6年 35% 65% 77
中学1年 33% 67% 64
中学2年 24% 76% 86
中学3年 25% 75% 88
高校1年 20.9% 79.1% 70
高校2年 17.7% 82.3% 58
高校3年 18.1% 81.9% 123

(出典: 文部科学省『令和5年度 子供の学習費調査』表2・表3、令和5年度(2023年度)の1年間。高校は全日制。「払っていない家庭の割合」はこの記事での計算)

表から読み取れることは、次のとおりです。

見るときの注意

表の金額は、全国の平均です。お住まいの地域や、塾の種類(集団か個別か)の相場ではありません。この金額をかけなければいけない、という意味でもありません。

塾の費用を月額で考えるには? 学年別の計算例

学年と、公立か私立かを選ぶと、同じ調査から学習塾費と通信教育・家庭教師費の平均が出る計算ツールがあります。1つ上の学年と1つ下の学年も並べて見られるので、「来年はどう変わるか」も分かります。

学年別 塾・通信・家庭教師の費用の目安 ›計算・データのツール

計算の例を、公立小学3年生で見てみます。

項目 出てくる内容
学習塾費の全国平均 年 46,108 円。12で割って百円の位で四捨五入すると、月あたり約 3,800 円
塾にお金を払っている家庭 37%。払っている家庭の平均は年 125,000 円(月あたり約 10,400 円)
塾にお金を払っていない家庭 63%
通信教育・家庭教師費の全国平均 年 20,614 円(月あたり約 1,700 円)
1つ下(小学2年)の学習塾費 年 35,291 円
1つ上(小学4年)の学習塾費 年 80,935 円

月の目安は、年額を12で割って、百円の位で四捨五入した数字です。

小学3年から4年になるときに、学習塾費の全国平均が大きく上がっているのが分かります。学年が上がると、お金のかかり方も変わっていきます。

家庭教師と塾はどっちが合う? 通信教育も含めた比較

どの方法が合うかは、お金の面だけでは決められません。お子さんの様子で変わります。

方法 向く場面 合いにくい場面 契約前に聞くこと
家で保護者と まず習慣をつくりたい。費用をかけたくない 保護者がつまずきを教えにくい学年・教科 -
通信教育 自分のペースで進めたい。月の負担を小さくしたい 自分で続けるのが難しい子 解約の条件・教材の追加費用
集団の塾 仲間と競い合うと伸びる子。受験の情報がほしい わからない所が多い子。人前で質問しにくい子 授業の速さ・クラス替えの時期・振替
個別指導の塾 つまずきに合わせて進めたい。通える範囲に教室がある 送り迎えが難しい 1人の先生が受け持つ生徒数・料金表
家庭教師(訪問・オンライン) 1対1で見てほしい。家で学びたい。通う時間がとれない 先生との相性が合わないと続きにくい 入会金・預り金・教材費、先生の交代、契約の期間と総額

この表は編集部の整理で、効果を示すものではありません。同じ方法でも、お子さんや会社によって、合う・合わないは変わります。

契約前に確かめることは、別の記事にまとめています。

家庭教師の無料体験で何を確認する? 料金・教材費・契約のチェック ›読みもの

家庭教師の無料体験を考えている人へ

表を見て、1対1で見てもらう家庭教師が気になった人に向けて、サービスの種類を説明します。

家庭教師の無料体験は、入会するかどうかを決める前に、先生との相性や進め方を確かめるためのものです。申し込むと、保護者の名前・電話番号・メールと、お子さんの学年と困りごとを入力します(約3分)。そのあと、会社から電話かメールで連絡があり、体験の日時を決めます。体験授業は、会社によって60〜120分ほどです。

体験そのものは無料です。ただし、入会するときには、入会金や預り金などが別にかかる会社が多くあります。入会は、しなくてかまいません。その場で決めずに、持ち帰って家族と相談できます。

まだ申し込まなくても大丈夫です

塾や家庭教師は、いま決めなくても大丈夫です。

表で見たとおり、塾にお金を払っていない家庭は、どの学年にもたくさんあります。家で時間と場所を決めて2〜3週間試す、学校の先生にお子さんの様子を聞く、といったお金のかからない方法もあります。

決めきれないときは、担任の先生や、家族、信頼できる人に話してみるのもひとつです。口に出すと、気持ちが整理されることがあります。

お子さんの様子から「いまのうちの場合は、どれが合うか」を整理したい人は、2分ほどの無料のチェックを試せます。

「消えたい」と言う、眠れない・食べられない日が続く、学校に行けない日が続く。そんな様子があるときは、塾や家庭教師より先に、お子さんの気持ちを聞くことと、相談先に話すことを考えてください。24時間子供SOSダイヤル(文部科学省、0120-0-78310)は、通話無料でいつでも相談できます。

勉強のことで毎日ぶつかる家庭の悩みは、次の記事にもまとめています。

子どもが勉強しないのはなぜ? やる気と声かけ・習慣のつくり方 ›読みもの

よくある質問

塾に通っている子は、どのくらいいるの?
国の調査では、学習塾費を払っている家庭は、公立小学校で39.0%、公立中学校で66.0%、公立高校(全日制)で38.6%でした。公立小学校と公立高校では、6割以上が塾にお金を払っていません。
塾の平均費用は、毎月払う月謝の相場と同じ?
表は、塾にお金を払っている家庭の平均年額です。年額を月あたりに直した金額も、実際の月謝や地域の相場とは違います。同じだけかける必要はなく、家計とお子さんの様子に合わせて考えてください。
家庭教師の料金は塾より高い? 月謝の平均は分かる?
この調査は通信教育と家庭教師が同じ項目なので、家庭教師だけの平均や、塾との料金差は出せません。比較するときは各社の料金表をもらい、月謝のほかに入会金や教材費も確かめてください。
私立の学校に通っている場合も、同じ表で見られますか?
この記事の表は公立だけです。私立は金額が大きく変わる学年があるため、下の計算ツールで学年と「私立」を選んで確かめてください。
家庭教師と個別指導塾、子どもにはどっちが合う?
家で学びたい、通う時間がとれない場合は家庭教師を考えられます。通える範囲に教室があり、つまずきに合わせて進めたい場合は個別指導塾も候補です。先生との相性や授業の進め方は、体験でお子さんの反応を見て確かめてください。

自分の場合はどうか、質問に答えて整理できます。

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この記事は、公的な統計や制度の説明をもとに、考えるための材料をまとめたものです。数字は出典の時点のものです。大事なことを決めるときは、専門の窓口にも相談してください。記事の中でサービスを紹介するときは「PR」と書いてお知らせします。