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子どもが勉強しないのはなぜ? やる気と声かけ・習慣のつくり方

子どもの勉強・家庭教師相談室編集部 / 更新日 2026年10月20日 / 読む時間:約8分

結論から

勉強しない理由は、ひとつではありません。「やる気が出ない」「わからない」「集中が続かない」「疲れている」「学校でつらいことがある」。理由が違えば、合う声かけも、必要な手助けも違います。

このページでは、まず勉強しない理由の分け方と、避けたい声かけを説明します。そのあと、家でお金をかけずに試せることと、診断のタイプ別の進み方を紹介します。

最初に、ひとつだけ。眠れない・食べられない、朝になるとおなかや頭が痛い、学校の話をしなくなる。こうした様子があるときは、勉強の話より先に、お子さんの気持ちを聞くことを考えてください。

先に、お子さんの心と体を見る

勉強しない様子の奥に、つらいことが隠れていることがあります。

次のような様子が続くときは、勉強の話を後に回して大丈夫です。

こんなときは、一人で抱えずに、無料の窓口に相談できます。

眠れない・食べられない状態が2週間以上続くときは、小児科や児童精神科への相談も考えてください。

学校に行けない日が続くときのことは、別の記事にまとめています。

子どもが勉強しない理由は、やる気だけ?

診断では、気になることを次の6つに分けています。いちばん近いものを探してみてください。

気になること よくある様子 まず考えたいこと
やる気が出ない 声をかけても動かない。宿題を後回しにする 時間・場所・長さを決める。疲れや睡眠も見る
わからない 授業や宿題でつまずく。「わからない」と言えない 学校の先生に、つまずく所を聞く。前の学年にさかのぼる
集中が続かない 机に向かっても、すぐ別のことをする 1回を短く区切る。タイマーを使う
国語が苦手 読む・書くのがとくに苦手 読み取りが苦手か、書くのが苦手かを分ける
成績や受験が心配 テストの点が下がった。進路が不安 学校の先生に様子を聞く。必要なら外の力も考える
発達や特性が気になる 読み書きや集中のことで、気になる点がある 先に、学校や専門の窓口で様子を聞く

「やる気が出ない」に見えて、実は「わからなくて、やる気が出ない」ことも多いです。分かれ目が見えないときは、学校の先生に授業中の様子を聞くと、つまずいている所が分かることがあります。

勉強しない子どもへの声かけで、避けたい言葉

親の側も、心配で言ってしまうことがあります。ただ、次の声かけは、お子さんの気持ちを閉じさせやすくなります。

避けたい声かけ なぜ避けたいか 言いかえの例
「いつまでやってるの。早くやりなさい」 責められたと感じて、反発しやすい 「何時から始める? いっしょに決めよう」
「お兄ちゃん(お友だち)はできているのに」 比べられると、自信をなくしやすい 「昨日より、ここができたね」
「そんなことでは、将来困るよ」 不安だけが残り、行動につながりにくい 「困っていることがあったら、教えてね」
「やる気がないなら、やめなさい」 突き放されたと感じる 「やる気が出ない日もあるよね。何が一番イヤ?」
「なんで、こんな問題もわからないの」 「わからない」と言えなくなる 「ここまでは分かるんだね。次はここ」

声かけを変えても、すぐには変わらないことがあります。うまくいかない日があっても、親が悪いわけではありません。

小学生・中学生の勉強習慣を、家でつくるには

塾や家庭教師を考える前に、家で試せることがあります。全部やる必要はありません。ひとつ選んで、2〜3週間試してみてください。

小学生の場合

中学生の場合

高校生の場合

こうした項目を、チェックを付けながら見られる一覧も用意しています。チェックは画面の中だけで、保存も送信もしません。

塾や家庭教師の前に、家でできる小さな一歩 ›計算・データのツール

診断のタイプ別に見る、進み方

このサイトの勉強の診断(タイプチェック)では、答えに応じて、結果が分かれます。ここでは、この記事のテーマに近い4つを紹介します。

結果の型 当てはまる人 進み方の例
今は塾も家庭教師もいらない(家でできることから) 今はお金をかけたくない。または、気になることはあるが、家での様子や成績に困りが少ない 家での小さな習慣から始める。学校の先生に、授業中の様子を聞く
通信教育・オンラインで、軽く習慣をつくる 家庭だけでは手が足りない一方で、月の費用はおさえたい オンライン型の無料体験で、お子さんの反応を見る。合わなければ体験だけで終えてよい
先に、相談先で様子を聞く 読み書きや集中のことで、気になる点がある 学校の担任・特別支援教育の担当の先生に相談する。地域の窓口で話を聞く
まず、親御さんが休む 眠れない・食べられない日が続き、毎日ぶつかって限界に近い 勉強の話し合いを休む。市区町村の子育て相談や、かかりつけ医に相談する

結果の型は、勉強の進め方を整理する目安です。病気や特性の判断をするものではありません。

親が口を出しすぎて、お互いに疲れてしまうときのことは、次の記事にまとめています。

2分ほどで終わる無料のチェックです。個人情報の入力はいりません。

家だけでは手が足りないと感じたとき

家で試しても変わらない、親が仕事で見られない、というときは、外の力を使う方法もあります。ここでは、サービスの種類を説明します。

オンライン型の体験は、家のパソコンやタブレットで受ける形です。通う手間がなく、月の費用をおさえて試しやすい方法です。申し込むと、保護者の名前・電話番号・メール・お子さんの学年を入力します(約3分)。そのあと、会社から連絡があり、体験の日時を決めます。体験は無料で、入会金などは入会するときに別にかかる会社が多くあります。入会は、しなくてかまいません。

合うかどうかは、お子さんの反応で見ます。体験だけで終えて、あとは家で続ける選択もあります。

まだ申し込まなくても大丈夫です

塾や家庭教師は、いま入れなくても大丈夫です。国の調査では、塾にお金を払っている家庭は、公立小学校で 39.0%、公立高校(全日制)で 38.6% でした(令和5年度)。100 から引くと、払っていない家庭は、どちらも6割以上あります。

まずは、家での小さな習慣をひとつ選んで、2〜3週間。それで足りなければ、そのとき考えれば間に合います。

決めきれないときや、親だけで抱えて苦しいときは、学校の先生や家族、信頼できる人に話してみてください。話すだけで、気持ちが整理されることがあります。

学年ごとの費用の目安は、次の記事で見られます。必要になったときの材料として、置いておいてください。

塾の費用は平均いくら? 学年別の目安と家庭教師・通信教育との比較 ›読みもの

よくある質問

子どもが勉強しないとき、ほうっておいていい?
お子さんの様子しだいです。疲れているだけで、休めば戻るときもあれば、学校や友だちのことでつらくて手につかないときもあります。眠れない・食べられない・学校の話をしなくなる、といった様子があれば、勉強より先に気持ちを聞いて、学校や相談先に話してください。そうした様子がなければ、まず家での小さな習慣から試す方法があります。
塾や家庭教師に頼らないと、だめですか?
そんなことはありません。国の調査では、学習塾費を払っている家庭は、公立小学校で39.0%、公立中学校で66.0%、公立高校(全日制)で38.6%でした。小学校と高校では、6割以上が塾にお金を払っていません。
小学生の勉強習慣がつかないとき、家で何から始める?
宿題を始める時間と場所を決めるなど、続けられそうなことをひとつ選んでください。できたことや、「わからない」と言えたことをほめる方法もあります。変わらないときは、学校の先生に授業中の様子を聞いてみてください。
発達や特性が気になるときは、どうすればいいですか?
まずは学校の担任の先生や、特別支援教育の担当の先生に話してみてください。地域の発達障害者支援センターや、教育委員会の教育相談でも、無料で相談できます。この記事や、ネットのチェックだけで、原因を決めることはできません。
子どもの勉強のやる気が出ないとき、どう声をかける?
「早くやりなさい」と急かす代わりに、始める時間を一緒に決めたり、何が嫌なのかを聞いたりしてみてください。やる気がないように見えて、問題がわからず困っていることもあります。声かけを変えても、すぐに変化が出るとは限りません。

自分の場合はどうか、質問に答えて整理できます。

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この記事は、公的な統計や制度の説明をもとに、考えるための材料をまとめたものです。数字は出典の時点のものです。大事なことを決めるときは、専門の窓口にも相談してください。記事の中でサービスを紹介するときは「PR」と書いてお知らせします。