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大型免許の取得費用が会社負担なら?退職時の返還条件と確認事項

ドライバーの働き方相談室編集部 / 更新日 2026年10月20日 / 読む時間:約6分

大型免許などの取得費用を会社負担にする前に

会社が免許の費用を出してくれる求人は、これから運転の仕事を始める人にとって、ありがたい制度です。ただ、「やめたときに費用を返す」という条件が付く場合があります。

大切なのは、入社を決める前に、返す条件を書面で確かめることです。何年勤めれば返さなくてよいのか、途中でやめたら何を返すのかを聞いておけば、あとで思わぬ出費になるのを避けられます。

このページに、聞く5つのこと、免許の種類・受けられる年齢・必要な経験の早見表、診断の結果の進み方をまとめました。

会社負担の免許費用は、退職すると返すのか

免許を取りたい。でも会社に出してもらって、すぐやめたくなったらどうなるのか。契約を結んでから「返してください」と言われたら困る。そう感じる人は少なくありません。

その心配は、間違っていません。会社の決まりは、会社ごとに違います。だからこそ、契約の前に聞いておくことに意味があります。

ドライバー未経験で必要な免許・年齢・経験

どの免許が必要かで、聞く内容も変わります。運転の仕事に使う主な免許を、道路交通法の決まりで表にしました。

免許 運転できる車の目安 受けられる年齢 必要な経験 主な仕事
準中型免許 車両総重量 3.5t 以上 7.5t 未満 / 最大積載量 2t 以上 4.5t 未満 18歳から なし 2t〜4t クラスの配送・宅配の一部
中型免許 車両総重量 7.5t 以上 11t 未満 / 最大積載量 4.5t 以上 6.5t 未満 20歳から 普通免許などを持っている期間が通算2年以上(19歳以上で通算1年以上なら、特例教習を受けて受験できる) 4t トラック(地場・ルート配送)
大型免許 車両総重量 11t 以上 / 最大積載量 6.5t 以上 21歳から 普通免許などを持っている期間が通算3年以上(19歳以上で通算1年以上なら、特例教習を受けて受験できる) 大型トラック・長距離
普通二種免許 普通車でお客さんを乗せて報酬を得る 21歳から 普通免許などを持っている期間が通算3年以上(19歳以上で通算1年以上なら、二種免許の特例教習を受けて受験できる) タクシー・ハイヤー・運転代行
中型二種・大型二種免許 中型・大型のバスでお客さんを乗せて報酬を得る 21歳から 普通免許などを持っている期間が通算3年以上(19歳以上で通算1年以上なら、二種免許の特例教習を受けて受験できる) 路線バス・観光バス・送迎バス

(出典: 道路交通法第85条・第88条・第96条、道路交通法施行規則第2条、道路交通法施行令第32条の7・第32条の8、2026年10月確認。費用は教習所ごとに違い、公的な出典が取れていないため「調べ中」です)

受験の資格は法令の決まりです。免許を取った時期や、AT車のみの免許などの条件で、運転できる範囲が変わります。いま持っている免許の条件欄を見て、教習所にも確かめてください。

「いま持っている免許」から行きたい免許までの道すじは、ツールに出ます。たとえば、普通免許を持って2年以上なら、中型免許の試験を受けられます。

運転の仕事に必要な免許 早見表(受けられる年齢・経験と、費用) ›計算・データのツール

大型免許などの会社負担で確認する5つのこと

面接や、内定のあとの説明で、次の5つを聞いてみてください。

聞くこと 聞き方の例 なぜ聞くか
1 返す条件は書面にあるか 「返還の条件は、契約書か就業規則に書かれていますか」 口頭だけの約束だと、あとで食い違うため
2 何年勤めれば返さなくてよいか 「何年勤めれば、返さなくてよくなりますか」 期間によって、負担の重さが変わるため
3 何を返す対象にするか 「教習の費用のほかに、検定料や宿泊の費用も対象ですか」 範囲が広いと、返す額が大きくなるため
4 免許を取っている間の扱い 「教習に通う日は出勤の扱いですか。給料は出ますか」 通う間の収入と休みが変わるため
5 会社の都合や体調で辞めるとき 「会社の都合で辞めるときや、病気で働けなくなったときも返しますか」 自分の都合でない場合の扱いを知るため

契約の前に条件を確かめるのは、ふつうのことで、失礼にはあたりません。答えをその場でメモするか、メールで確認してもらうと、あとで見返せます。

免許費用の返還条件で迷ったときの相談先

労働基準法第16条では、やめたときの違約金や損害賠償の額を、あらかじめ決めておくことが禁じられています。ただし、免許の費用の返還が認められるかどうかは、契約の内容や個別の事情で変わります。このページでは「返す必要がある」「ない」とは言えません。

迷うときは、労働基準監督署の総合労働相談コーナーで、無料で相談できます。契約書や求人票のコピーを持っていくと、話が早く進みます。法的な判断が必要なときは、法テラスのような窓口もあります。

診断の「免許の支援がある会社から入る」の型

このサイトの診断で、「ドライバーの仕事を始めたい」「免許はまだ持っていない」と答えた人は、「免許の支援がある会社から入る」という結果になることがあります。進み方の例は、次のとおりです。

進み方 内容 注意点
◎ 免許の取得を支援してくれる会社を探し、返還の条件を確かめる 費用の負担が小さく、働きながら免許を取れる 「何年勤めれば返さなくてよいか」を書面で確かめる
○ 自分で教習所に通ってから探す 費用は自分で出すが、会社の返還条件に縛られない 費用を出せるかを、先に見積もりで確かめる
△ 条件を聞かずに入社する すぐ働ける 途中でやめたときの返還条件が合わないと、思わぬ出費になることがある

どの進み方が合うかは、手元のお金と、どれくらい早く働きたいかで変わります。答えるのは約2分で、個人情報の入力はいりません。

免許の支援がある求人を探したい人へ

聞くことが決まって、免許の支援がある求人を探したい人に向けて、サービスの種類を説明します。

「免許の取得を支援する求人を紹介するサービス」は、免許の費用を会社が出す求人を探せるものです。申し込むと、名前・電話番号・メールなどを入力(約3分)し、担当者から電話かメールで連絡が来ます。そこで、上の5つの質問を、担当者にしてみてください。お金は無料です(免許の費用は会社しだいです)。転職は、しなくてかまいません。

サービスごとに、年齢の上限や、対応する地域が違います。申し込む前の画面で確かめてください。

まだ申し込まなくても大丈夫です

免許の種類と、聞くことを知っただけでも、考えは進んでいます。申し込みは、迷いが晴れてからで間に合います。

決めきれないときは、家族や信頼できる人に話してみるのもひとつです。占い師に話を聞いてもらって、背中を押してもらう人もいます。占いで正しい答えが出るわけではありませんが、このサイトの占いの診断は無料で試せます。

運送会社の調べ方は、こちらにまとめています。

よくある質問

大型免許を会社負担で取ったら、退職時に費用を返す必要がありますか?
会社によって決まりが違います。契約書や就業規則に、「◯年以内にやめたら◯円を返す」という条件が書かれていることがあります。労働基準法では、やめたときの違約金などをあらかじめ決めることが禁じられていますが、費用の返還が認められるかは個別の事情で変わります。入社前に書面で確かめ、迷うときは労働基準監督署の総合労働相談コーナーに聞いてください。
免許費用の返還条件が書面にないときは、どうすればいいですか?
入社を決める前に、書面にしてもらえないかを会社に頼んでみてください。口頭だけの約束だと、あとで話が食い違うことがあります。書面を出してもらえない会社には、慎重になったほうがよいかもしれません。迷うときは、労働基準監督署の総合労働相談コーナーに聞いてください。
大型免許は自費で取るのと会社負担で取るのと、どう違いますか?
どちらが合うかは、手元のお金と、早く働きたいかで変わります。会社負担は費用の負担が小さい一方で、返還の条件が付くことがあります。自分で通うと、費用は自分で出しますが、会社の条件に縛られません。診断では、免許をまだ持っていない人に、両方を比べた進み方を出しています。
大型免許の取得費用はいくらかかりますか?
教習所ごとに料金が違うため、通う予定の教習所に見積もりを出してもらってください。この記事では、費用の公的な出典を確認できていないため、相場の金額は載せていません。

自分の場合はどうか、質問に答えて整理できます。

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この記事は、公的な統計や制度の説明をもとに、考えるための材料をまとめたものです。数字は出典の時点のものです。大事なことを決めるときは、専門の窓口にも相談してください。記事の中でサービスを紹介するときは「PR」と書いてお知らせします。